2011年01月14日

インリアル・アプローチその他 コミュニケーションのために 



AAC入門 拡大・代替コミュニケーションとは 中邑賢龍著

AAC入門.jpg

価格: 2,000円
発売日:2002年02月20日




自主研修会レジメ

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校にいた頃。

 ちょっと落ち込みが激しかったのですが、少し復活して来て、何とか明日の自主研修会のためのレジメを作ることができました。
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       コミニュケーション指導について
                        文責・KING STONE

1.コミニュケーション指導の変遷
    スピーチからコミニュケーションへ
    多数者と少数者
    なんでコミニュケーションするの(わかち合うもの)

2.INREAL(インリアル)   1974〜
    INter REActive Learning
  基本姿勢(SOUL・・・「たましい」みたいでかっこいい)
       Silence(静かに見守ること)
       Observation(よく観察すること)
       Understanding(深く理解すること)
       Listening(耳を傾けること)

       第1段階……シンシアリティ・レベル(誠実に応じる段階)
       ・SOULを守る
       第2段階……ミーニング・レベル(意味あるかかわりの段階)
       ・子どもの問題改善を目的としたかかわり

      具体的方法
      ビデオにやりとりを撮り分析する

      ※ まず指導者の感受性を高める?

3.AAC(エーエーシー)  はっきりしてきたのは1980年代から
    Augmentative Alternative Communication
     音声言語だけにこだわらず、身振り・サイン・シンボル・文字盤など
    シンプルテクノロジー・VOCA・その他電子機器(パソコンを含む)など
    とにかくその本人が使えるものを使ってコミニュケーションしていこう、
    という考え方。

     自立とは自己決定である。そのために表現手段を確保しよう。
     (1975年〜  インクルージョンの流れの中で)

      ※ まず環境を整える?

4.TEACCHのコミニュケーション指導
    1.受容性コミニュケーション
    2.表現コミニュケーション
    3.社会的相互交渉

    最初にコミニュケーションサンプルを取り、そこから考える。

5.実践事例

追記
 「自閉症のコミュニケーション指導法」は骨があるというか何というか・・・3回くらい読んでやっとわかった感じでした。

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インリアルについて

 ○○さん、こんにちは。
 kingstoneです。

 インリアルについては肢体不自由養護学校時代に少しかじって、自分でもビデオを分析しトランスクリプトを作ったりしました。私は、音声言語もノンバーバルな音声言語以外のコミュニケーションも記録していきました。

 まあ私の判断では、コミュニケーションに障害を持つお子さんに接する周囲の人間の態度や感性を磨く上でたいへん重要な技法だと思っています。

 そして障害を持つお子さんの、コミュニケーションしようという気持ちが強くなる。

 直接にはやりとりしているところをビデオに撮影し、分析する、ということをすると思います。その中でいかに自分が相手からの発信を受けとめることができていないかがわかって、冷や汗をかくことも多いです。あるいはどれだけ自分が無意味な発信をしているか・・・

 そういう点では、自閉症のお子さんと対処する時にもたいへん参考になる点はあると思います。あっ、ここで何か伝えたそうにしているのに、こっちは全然気づいてないなあ、とか。こっちがこういう行動を取った(あるいはこんな音声言語を発した)のに彼はこう応えているなあ、とかいうのがよくわかるようになります。そういうことを繰り返しているうちにビデオを撮らない時にも観察力が鋭くなると思います。

 で、じゃあどんな働きかけをしたらいいのかな、と考えるもとにもなりますし。

 私が、自分の担任している子とのやりとりを自分のデジタルビデオカメラで撮影して見直してみる、というのもインリアルを学習したことが大きく影響しています。

 しかし・・・

 >実際講義の終わりのほうで自閉症についても述べられたのですが「オイ、オイ、
 >ちょっと待てよ・・・。」と言いたくなるような内容が出ましたし・・・。

 ふむふむ。講師の方の?な発言があったわけですね。
 もし良かったらどんな内容とお聞き取りになったか、教えて頂けますか?

 もちろん「講師の言葉」そのものではないかもしれません。でも講師さんなら聴衆にどういうふうに受けとめられるか、というのにも責任があるから、○○さんが受け取られた通りに教えて頂けたら、なんて思いますけど。

 「インリアルは自閉症の方に有効」という言い方はちょっと違うと思います。どちらかというと「インリアルは人間関係のベースになるところに有効」という感じの方が強いと考えています。

 でインリアルを深く学ぶことは意義深いことですが、自閉症の方とおつきあいしていくには、それとは別にまた自閉症についてのあれこれを学ぶことが必要だと思います。
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 ○○さん、こんにちは。

 >要するに、「インリアル」とは、障害児教育に携わる者や療育者の技術の向上のため
 >、あるいはそれらの人たちと障害者との間のよりよいコミュニケーションを図って
 >いくための有効な手立てのひとつと解釈すればよろしいんでしょうか?

 まあそんなとこかな。
 ある意味では「障害児」でなくても「健常児」や一般の大人であっても有効だと思います。(ただ「手だてのひとつ」と言ってしまうと深くやっておられる方が怒るかな??どんなもんだろう)

 日本文化科学社から出ている「インリアルアプローチ」って本がわかりやすくてお奨めです。持ってるのに本棚を捜してみたら無い・・・持ち歩いているうちに無くしたかな??

 ある保護者曰く。「私らあれ勉強するのたいへん。でも教師はみんな勉強して欲しいなあ」爆笑してしまいました。

 でも保護者の方も勉強される(本を読むだけでなく、実際に自分でビデオを撮って分析してみる)とほんとすごく役に立ちますよ。

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「れもん」ボランティアさんへの講義5「インリアル・アプローチ」

 大昔の話です。

 自閉症児託児活動「れもん」のボランティアさんへの簡単な講義です。
・・・・・・・・・・・・・・・
インリアル・アプローチについて

   INREAL : Inter Reactive Learning (相互に反応しあうことで学習する)

発想の転換 コミュニケーションからことばへ
   「コミュニケーションとは、ことばあるいは他のさまざまな手段による
    人間相互の交流と理解のプロセスであり、話し手と聞き手との間に交
    わされる伝達のプロセスを含むものである」

コミュニケーションの原則
   1.子どもの発達レベルに合わせる
   2.会話や遊びの主導権を子どもに持たせる
   3.相手が始められるよう待ち時間を取る
   4.子どものリズムに合わせる
   5.ターン・テーキング(やりとり)を行う
   6.会話や遊びを共有し、コミュニケーションを楽しむ

かかわる人の基本姿勢 SOUL
   Silence(静かに見守ること)
   Observation(よく観察すること)
   Understanding(深く理解すること)
   Listening(耳を傾けること)

インリアルの段階
   1.シンシアリティ・レベル(誠実に応じる段階 SOULを守る)
   2.ミーニング・レベル(意味あるかかわりの段階 課題を目的とした関わり)

言語心理学的技法
   ミラリング    子どもの行動をそのまままねる
   モニタリング   子どもの音声やことばをそのまままねる
   パラレル・トーク 子どもの行動や気持ちを言語化する
   セルフ・トーク  大人自身の行動や気持ちを言語化する
   リフレクティング 子どもの言い誤りを正しく言い直して聞かせる(非難せず)
   エキスパンション 子どものことばを意味的・文法的に広げて返す
   モデリング    子どもに新しいことばのモデルを示す
      (kingstone注「ことば」と書いているが、音声言語以外でもいいはず)
      (技法を意識し、やってみて、そして忘れること)

実際にどうやるの?
   ビデオを見ながら分析する

参考文献  インリアル・アプローチ 竹田契一・里見恵子著 日本文化科学社 2240+税

4.今日の活動について
   ・時程
   ・注意点
   ・計画と報告書
   ・ファイルは部屋から持ち出さない
   ・サイフやプール利用券の確認
   ・楽しんで欲しい

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戦いと癒し(4)癒し 全体会にて

※このエピソードは他のエントリーで書いています。そちらは細かい点(いや大きな点もか?)が違っていました。でもまあそちらも残しておきます。

 kingstoneです。

 しかし、顔では笑っていても、私にもすごいストレスがかかっています。
 昼休みは、(たぶん神経性の)下痢で何度もトイレに飛び込みました。

 午後の記念講演、どうしようかな、と思いました。
 でもまあ折角やしなあ・・・・

「教育現場で情緒的不適応を起こしている発達障害児をどう理解するか」
〜学習障害(LD)・ADHD・自閉症を中心に〜
鳥取大学教育地域科学部
人間教育講座障害児病理学教授
小枝 達也 先生

 ものすごくわかりやすくかったです。そして一枚のスライド
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特発性の自閉症     脳障害による自閉症
  ↓            ↓      
語用論からのアプローチ   行動療法(応用行動分析)
  ↓            ↓      
 インリアル        TEACCH
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 特発性の自閉症とは高機能自閉症とかアスペルガーでそういう人たちにはインリアルがいいのではないか。

 知的な遅れがあるタイプの自閉症の方の場合は、TEACCHがいいです。TEACCHをやっいる方は「単なる行動療法では無いという言い方をしますが、まあそうかなあ。TEACCHでは「できることはなんだ」そしてそれを組み合わせて「できあがる」とやるので知的に重度な方にもいいです。重度であればあるほど適用かもしれません。私は最近重度な方に会うのも怖くなくなりました。
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とおっしゃいました。もちろんつっこもうと思えば、小枝さんがおっしゃる「インリアル」はよくうかがうと場を設定して言葉使いのおかしいところを直していく、ということで、これだってTEACCHの中にあったりしますけど。

 でもとても嬉しかったです。これだけの人たちが聞いているのだ、と思うと。記念講演ですから参加者全員が聞いていますから。(A教授は聞いていないでしょうけど)

 ああ、すーーっとしました。
 確実に援護射撃になっていると思いました。

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テストについて 里見恵子さんの講演の時

 大昔の大昔の話です。

 肢体不自由特別支援学校にいた頃。

 ある時、職員研修の講師として里見恵子さんをお呼びして講演をして頂きました。当時、里見さんはどこかの施設に勤めてはったと思います。もちろんインリアルの使い手としても高名でしたが、この時のテーマはインリアルに限定した話ではなく、肢体不自由特別支援学校にいるような子に、どんな関わりをしていけばいいか、みたいな話だったと思います。メモも残っていないし、記憶に定かでない所もあるのですが。

 で、里見さんは、教師も何かひとつテストが使えるようになって欲しいとおっしゃってました。もちろん得意なところ、苦手なところがわかって支援を組み立てていけるように、ということで。

 質疑応答の時に一人の教師が手を上げて発言しました。

「テストは差別の道具であり・・・」

って、まあ教条的?と言うかこころのこもってない言葉?と言うか・・・実のところ、この先生、進路のこととかすごく頑張ってはって、私とは仲良しだったりもしたのですが。

 里見さんは、途中まで聞き、力強い声でこんな風におっしゃいました。

「誰が差別のためにテストを使え、なんて言いました。あくまでも得意なところ、苦手なところがわかってその子にあった教育を作り上げていくためのものです」

 まあ、柔道とか剣道とかだったら「いっぽん!!」と決まって、しかも場外までぶっ飛ばした感じ(?)実践してはる方の強さを感じました。

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療育手帳の判定に行った保護者の方へ(また療育センターの方に返答したこと)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校にいた頃。

 ○○さん、どうもです。
 kingstoneです。

 ちょい疲れてますので手短に。

> B1の時より利点があるので、ラッキーと思いました。(本人なりには、成長してい
> る ので余り判定は、気になりませんでした。)

 うふふ、こういう捉え方、とっても素敵ですね。

※判定のテストの時、検査者が音声言語でばかり指示していたという話で

> うまく表現できませんが、皆さんは、この判定時の課題の出し方や、判定の基準に
> 対して、どう思われますか?ご意見いろいろ伺いたいです。

 つまり自閉症の方にはやりにくい問題をだし、それを「できない」という判定をしているわけです。
 でもそこからはなかなか療育に結びつける手がかりが得られないのもほんまですね。療育手帳の判定としてはいいのかもしれないけど。(お子さんが音声言語だけではこんなに生きづらいんだ、ということが分かるという意味なら良し)

 そこでTEACCHでは独自に開発したPEP-Rという発達テストをするわけですが、これはまさに「言語の使用を極力少なくした」テストなわけです。でこどもたちが「できること」「できないこと」「できかけていること」を探し、そこから療育を組み立てていくわけですね。

>最後に、療育センターで、言語の療育を受ける話になり、インリアルのことを少
>し話しました。すると、「インリアルは、子供中心で、考えているけど、TEACCHは違
>うからいろいろなことをすると子供が、混乱するといけないし」、(問診時に、
>TEACCHを少していることを話していたので、)とおっしゃるんです。
> 思わず、「いいえ、いっしょですよ。TEACCHも子供中心ですよ。カードも
>最初は、どんな風に使うかを教えるたに、こちらのしようとしていることとか
>を、伝えるためにカードを使いますけど、最終的には、子供が、それで
>自分の気持ちを伝えたりできるように、するためです。」と、いってしまい
>ました。(間違えていませんよね。)

 パチパチパチ(拍手)

 で「もっと勉強して欲しい」という○○さんのご意見、その通りだと思います。

 「最近、保護者が勉強して、現場の者が困っている」(複数の講演会の複数の講師の意見)というような専門家の実態は、現状ではそんなもんです。どんどん教えてあげたらええのやと思います。言われればちょっとは勉強しないといけないな、と思うだろうから。

posted by kingstone at 12:09| Comment(0) | 障害支援・社会参加 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月13日

伽藍とバザール オープンソース



何でこんなことやってんの?(伽藍とバザールの話なども)

 大昔の話です。

 特別支援学級にいた頃。

 kingstoneです。

 ○○さんの文に触発されて・・・

 私は確かに外から見たら「頑張って」るように見えると思うのですね。(本人の主観ではそうではない・・・)なぜ、そんなことをするんだろう。

 昔、障害児教育フォーラムで「行動分析(応用行動分析)って何」って会議室でやりとりしていた時、□□さんって方が子どもたちに対してすごくいい取り組みをされてた話をうかがいました。□□さんは応用行動分析で一本筋の通った方です。で、私が質問したのね。

「じゃあ、□□さんがその子の前に立つ、その子に指導しようとする、それは何故なの」

 応用行動分析的な答えが返ってくるかと思ったら・・・発言の最後のところに半角カタカナでひっそりと(インターネットでは半角カタカナは御法度みたいなので単にカタカナで書きますが)

「ソレハ・・アイ トイイタイ・・アハ」

と書いてありました。(笑)

 この感じ、すごくよくわかります。
 友達に問われて、で照れながら、って感じね。

 じゃあ、私は何だろう・・・私は「立身出世」という気持ちが強かったりする・・・ただし「立身出世」の方向が管理職へ、という方向とは少しずれてますけど。

 自分が自分でありたい、楽に生きていきたい、というのも近いです。

 あとこれは「立身出世」と少し近いですが「伽藍とバザール」(オープンソースのソフトウエア作りについて考察した文)シリーズの「ノウアスフィアの開墾」に出てくる「ハッカーは名声を動機としてオープンソースプロジェクトに参加する」というのに近いものがあります。

 何にせよ、私は私のためにやってんだい、といつも思っています。
posted by kingstone at 22:19| Comment(0) | 教養・ビジネス・組織論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カタカナカード カタカナを学ぶ



 下の話は、上記のカードではなく、身の回りの物の写真で作ったオリジナルのカードかもしれません。

あせらなくていいんだ

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校にいた頃。

 ○○さん、こんにちは。

 >今年の2月に飛躍的に絵カードで単語を獲得したうちの□□君は、この○月
 >○日から「こんな事はずーと前からできていたんだよ」というような顔を
 >しながら、カタカナで書かれた単語を(絵なしで)すらすらと読むようにな
 >りました。

 嬉しいですね。

 ほんまにねえ・・・その感じ、よくわかります。
 ほんと、ずーーっと前からできてたかのように見えるのだけど、記録をめくって見ると、ありゃ、つい最近なんだ、しかもそこに至るにはあれこれあれこれあったんだ、と思いだしたりします。

「指導がなかなかうまくいかない」とあせる時、ちょっと思い出してみると、逆に「そんなにあせらなくていいんだ」と思える時もあったりしますね。

posted by kingstone at 22:03| Comment(0) | 自閉症・発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする