2011年01月04日

デジタルビデオカメラ 動画を撮影してパソコンに取り込む







 障害ある子どもや大人との関わり方について、「過去こんなふうに活動してるな」「だったらこんな関わりをしたらいいのかな」「やってみた結果は?」という時にビデオ映像はかかせません。また他の人たちに知って頂くためにも。

 昔は、えらい人の書いた本を引き写して頭の中だけでああだこうだと言っていた時代もありましたが、もうそんな時代じゃありません。ビデオを撮影して見てみれば一発です。(もちろん意図的に強引な編集をする、という場合もありますが)

 私はVHS-Cの時代から録画に使い、8mmビデオになり、そしてmini-DVになって飛躍的に安価かつ画像が美しくなり取り扱いがしやすくなりました。編集のために15万円ほどするmini-DV用デジタルビデオカメラを2台購入して使っていたりしました。

 先日、一般週刊誌を読んでいて「終わった技術」としてmini-DVが取り上げられていてショックを受けました。我が家ではまだ現役です。

 現在は内蔵メモリ及びSDHCカードに記録し、カードリーダーを使ってパソコンに取り込めば、動画編集ソフトがあれば簡単に編集できますね。動画編集ソフトはフリー(タダ)でありますし、上記の機材を購入しても、合わせて4万3千円ほど。安い!!

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過去の記事56(今日は研修 人間と人間の関係の話題)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。

 9月30日

今日は研修 人間と人間の関係の話題

 今日は小学部での研修でした。
 まず学部全体で前回の報告があり、次に分科会に分かれます。

 私はコミュニケーション分科会での発表があたっていました。

 で、実践障害児教育9月号の服巻智子さんの記事を参考にレジメを作り「(TEACCHにおける)受容的コミュニケーションと構造化」とでもいうようなテーマで現在の私のクラスの実践を主として話しました。ビデオやデジカメの画像や実物などもいろいろ使いました。

 内容はいつもここに書いてることです。

 後の質疑応答というか協議でやはり

1.「物よりも人間と人間との関係が大事なのでは」

2.「物を使ってもいいのだけど、それ以前に人間と人間との関係を作っていかないといけないのでは。例えばBさんと人間と人間との関係ができていなんでしょう?(「過去の記事55(目で見て動けること、あるいはキーパーソンじゃなく)参照)」等が出ました。

1.については「例えばC君がゴールドカードで教室に一人で行けるようになりました。で、使わないと他の学年についていっちゃう。それを防ごうと思って「C君、こっちおいで。はい、一緒に行こう」とやればでき
るわけで、人間と人間の関係もあるわけだけど、でもそれってどうなんでしょう。移動は物を使っても一人でできた方がいいんじゃないかな。
  で、人間と人間との関係は例えば、課題学習を積んでいって、一緒に楽しくゲームをする、なんてところでやっていけばいいのじゃないかな」

2.については「私もそうしたい。できることなら物なぞ使わない方がいいと思う。でも、残念ながら私にはもう人間的魅力を上げるための修行をする根性もないし、感受性もにぶいし・・・そんな私でもできる取り組みもあっていいのではないか」

というような答えをしました。まあ2.の質問というか意見を出して下さった先生は

「結局自閉症をどう見るか、というところになるんでしょうね」

というところで、一致を見ています。(つまりこの先生とはそこの見方が全然違う)

 最近、このボードでの話題で言えば「治る、治らない」といったところでしょうか。

 今、思い出すと「その子自身が自尊心をもって活動できること」なんかの視点もお伝えすべきやったのに抜けてたなあ、と思います。
 でも、疑問を呈された先生をも含めて、みなさん好意的に聞いて下さったと思います。あとである先生(この先生は本当に素晴らしい感受性をお持ちの方です)が

「ありがとう。あなたとみなさんとのやりとりでとてもいろんなことが良くわかった。授業の内容を膨らませることができるよ」

と言って頂けて、すごく嬉しかったです。

 でも・・私、こういう話をする時は何かが憑依したような感じになります。で終わってぐったりしてしまって、時間休を頂いて帰って来ました。ああ、しんどかった。

 ほんま、アメリカにも行ったことのない私がこんな話をするの、しんどいっす。(笑)

追記
 最後の感慨は「大学教授の講演会」でのやりとりが裏にあります。そんなことどこにも書かなかったから、読んだ人は???な状態でした(^-^)

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過去の記事81(TEACCHの2日間研修から帰ってきました)

 10月22日

 TEACCHの2日間研修から帰ってきました

 私ね、おととし4月に知的障害特別支援学校に異動したのだけど、恥ずかしい話、自閉症の子への関わり方、全然わかりませんでした。

 去年の5月に京都で佐賀大の服巻さんの講演を聞いて「よっしゃ」と思い、いろいろ本を読みながら、少しだけ視覚を使った指導を取り入れました。でも、TEACCHってよくわかんなかった。

 去年10月、TEACCHについて学ぶ2日間の研修に行きました。
 ここでだいぶわかったかな、と思って一人で自分の担任している、しかも一人の子だけにいろいろやってみました。でも何だかよくわかんないこともいっぱいあり、だんだん実践も少なくなりました。

 去年12月から「研究会」を始めて、くじけそうになるのを何とかしてました。

 今年8月に5日間の研修に行って、技法(型)の後ろにある考え方が、少しはわかってきたかな、という感じです。おかげで、一人じゃなく、クラス(学年)で取り組めるようになりました。もちろん、まだまだ
生活の中のごく一部ですが。

 で、また2日間の研修に行ったわけですが・・・
 自分でもよーやるな、と思います(笑)なんでそんな何度も行かなあかんねん・・・ま、でもわかりの悪い私にはそのぐらいでないとわからんのよ・・・。

 でも、やっぱり行って良かったです。実践してて、疑問なとこ、いっぱい質問して、答えて頂くことができました。

 また・・・C君の給食について、たまたま(笑)行動の様子をまとめたものがあったので、それを持って相談に行ったら、スタッフの方で相談して下さったみたい。で、結論は・・・「この資料ではわかりません。
やっぱりちゃんとC君のコミュニケーションサンプルを取ってみて、C君にとって一番いい方法を考えないと」ということでした。

 何かいい「方法」のアドバイスが頂けたら、と思っていたのですが、やはり「近道」はなく、基本的なところを押さえていかなければいけないよ、ということですね。そういう覚悟をさせて頂だけるのはありがたいことだと思います。

 授業中にコミュニケーションサンプルを取ることは不可能ですから、ビデオに収録したものを後で分析する必要があるな、と思い、帰りにDIYの店でビデオを固定するための機材を一部買って帰りました。

 でもビデオカメラを固定するための雲台で、棚なんかに固定できるのってどっかに売ってないかなあ・・・

追記
 C君の給食についての相談のエピソードですが、「まずコミュニケーションサンプルをとらないと」というのは正しいと思います。ちょっといいアイデアを聞いたら本人にあっているかどうかおかまいなしにやってみる人は多そう(私もその傾向あり)

 でもいくつかの助言はできそう。

・指示しない
・自発を大事にする
・普段、見てわかるコミュニケーションをする
・選択活動を大事にする

 全部、一般論なんですが、それでも役には立ちそうです。

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過去の記事85(校内研修終了 理論(理念)?実践?)

 10月28日

校内研修終了 理論(理念)?実践?

 今日、校内研修でした。

 うちの学校の小学部の場合、まず前半で全体研修があり、前月各分科会で出されたことを「簡単」にまとめて情報を共有します。でその後、分科会に散る(といっても今年は2つだけだけど)のね。

 2時20分から始まってまず感覚学習グループの方が10分ほどで話が終わりました。で私の番ね・・・ぶはははは発表と質疑応答で1時間以上かかった。私も疲れたけど、みなさんも疲れたみたい・・・。みなさんちょっとぐったりしてたぞ(笑)でも「疲れたけど眠るわけにはいかなかった」ってお言葉もありました。

 でも質疑応答がいっぱい出たってことは良かったのだと思います。

 前月やったところから実践も進んでるし、1から新しい話くらいの気分でした。

 TEACCHの目指すものは「地域で障害を抱えながら普通の暮らしをする」ことであり、そのための構造化であり、コミュニケーションである。で、自閉症の特性の話をちょこっとし自閉症連続体(自閉症スペクトラム)の話を加え、コミュニケーションの話に入っていきました。

 ビデオ自体は割と簡潔にまとめ、全部で11分程度。その中に

「具体物で理解して動くこと」
「色で理解して動くこと」
「形で理解して動くこと」
「文字(数字)で理解して動くこと」
「ワークシステム」
「NewSkillの学習の様子(先生の写真を持ってその先生のところに行き、ワークシステムに従って学習し、最後はゴールドカードを持って教室へ帰る)」
「お菓子を使ったコミュニケーション授業の様子」

を入れました。終わった後で私に話しかけて下さった先生方の感想。

「kingstoneさんのやってること、思ってることどんどん出したらいいと思う。反対するにせよ、はっきりとした意見があってそれでみんな高まると思う」

「批判みたいな意見だしてごめんなさい。(この方はカードなど物を使うことに対する違和感を表明されました。きっとたくさんの方が思っておられると思います。意見を表明して下さってありがたいと思っています)でもkingstoneさんの話って実践のことがいっぱい出てくるからすごく刺激になります」

 後片づけをのったりのったりしてると新人Aさん、新人Bさんがやって来ました。で頭をクールダウンしたくてお二人をナンパしてしまいました。(お茶を飲みに行ったのね)

 研修では、お二人にも普段言ってないことも含まれてたし、お二人にどう受けとめられたか、が一番心配でした。でご意見をうかがうと、

新人Aさん
「損してると思いました。理論のところはいらなくて実践だけで押しても良かったのじゃ。普通の先生、理論のとこよくわからないです。私だけかなあ・・・」
(理論と言うか、理念のところとか、私としてはすごーーく言いたいところだったりしますが・・・)

新人Bさん
「夏休みとか、kingstoneさんに言われてもよくわかんないことが多かったのが、いろいろやり始めてわかり始めたところも多いし、ほんと実践のところだけで良かったかも。で、ビデオもよくわかったけど、でも例えば課題学習とかやってる以外の部分の○年の生活全部をみなさんに見て頂きたいですよね。結局カードを使ってる部分って一部分だし、それ以外の楽しいところなんかも知って頂きたいですよね。それにこちらが意図していたところとは違って、カードや写真を子どもたちが使ってコミュニケーションしに来だしているところなんかもあるし」

 なんだかすごくありがたかったです。
 そう言えば研修の後、ある先生、新人さんたちに
「いいなあ。○年生。ほのぼのしてて」とおっしゃってました。
そう見て頂けるのもすごくありがたいですね。

 最後に私のやっていることは決してTEACCHじゃない、ということを言い忘れてたのが大失敗ですね(笑)TEACCHの一部を参考にしてるだけですもん。

追記
 女性をお茶に誘ったというのは、働き出してからは妻以外初めてでした。その後、何回も行きましたが、この年度だけでした。

 しかし・・・私の話に実践のことがいっぱい出てくるって・・・たぶん今までの研修はそれこそ理論だけ、本の内容紹介だけで終わっていたのじゃないかと思います。それまでの2年半の研修を振り返っても。

 私のクラスがカードを使っていたり、自立課題学習をしていたりしても「ほのぼの」してるように見えた、ってことは他のクラスの雰囲気がどうだったかが想像できます。

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過去の記事96(自分のパフォーマンスの点検)

 11月7日

自分のパフォーマンスの点検

「自分の指導をビデオでとって、ワープロに起こす(文章化する)というのをしばらくしたのですが」

 すごいですね。でもって、これって大事だと思います。

「これがほんとすごい、ビデオ見るだけではわからなかったけど、言葉かけがほんとうに一方的なんですよね。子どもの反応なんかお構いなしで働きかけばっかりしている。もちろん授業の「ねらい」に基づいているのだけど、コミュニケーションのなんたるかを随分考えさせられました。これだって、結局子どもに対するコミュニケーション環境..っていうところからは離れてしまっていたのです」

 私自身は「カウンセリングのロールプレイ」でのテープ起こし、「インリアルの研修」でのビデオを見ながらのトランススクリプト作り、はやったことがあります。

 自分がどんな言葉を出しているか、どんな行動をしているか、それに対して相手がどんな反応をしているか、本当に相手からの発信をとらえられていない部分にたくさん気がつけます。

 こういう点検って機会があれば、その道に詳しい方と一緒にできたらとってもいいですよね。

 で、実はそういうものをきちんと分析できたら、いったいどういう支援が必要か、というのもきちんとわかってくると思う。TEACCHで重視するコミュニケーションサンプルの採取もまさにそういうことだと思います。

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過去の記事226(疲れ2)

 2月17日

疲れ2

 ○○さん、こんにちは。

 > その疲れたkingstoneさんをコピーに走らせたのは、かくゆう私
 >です。ごめんなさい(^^;)

 ちゃうって(笑)別に誰が、ということじゃないのですよ。
 それに私、あの会の時はとりあえず元気です。なーーんにも配慮(こんなこと言ったら誤解されるぞ、とか)しなくていいんですもん。

 疲れること・・・

 いろいろありますが、例えば今、学年でほんといろんなことに取り組んでいます。やはり試行錯誤です。研究会や私が研修に行った先でいろんな方に声をかけてアドバイス頂いたりしてますけど、その機会も少ない。ほんとうに迷いながらやってます。

 もちろん全然満足できていません。何か勘違いしてるのじゃないか、もっとやらなければいけないことがあるんじゃないか、とかも思うこと多いです。

 そんな中、批判を受けることもあります。でね、それってこちらもよーくわかっていることであり、また何とかしたいと解決を模索していることであったりするわけです。

 もちろん批判はありがたく頂戴しますけど、結構ずーんと来ます。

 私も「遊戯療法」や「カウンセリング」の世界から入って来た、ってつもりはあり、「意味ある偶然」やそれこそ「構造化されない場面の大切さ」なんてえのが大好きだったりします。

 で、もちろん自閉症のお子さんとの間にもそれは大事なんだけど、でも、それは十分に構造化された環境の中で、それでも起こる「偶然」や「構造化されない場面」のことだよなあ・・と今は思っています。

 まあ、後、考え方の違う指導を目の当たりにするのも疲れるなあ。
 (具体的には威嚇や暴力)

 今日は研修があったのですが、あまりしゃべらないでおこうと思ったのにだいぶしゃべってしまった(笑)でも、後で今の学年の子を担当していた先生にそれを言ったら

「いいの、いいの。kingstoneさんはしゃべったらいいの。子供たちが本当に変わっているもの。信じられないけどビデオで見せられたら信じなきゃしかたないもんね」

と言って頂けました。そう言って頂けると少しは楽になります。

 > 私はぎりぎりまでがんばってしまう性分ですが、ダメなときは
 >あっさり全部さぼってしまうという特技で生き延びております。

 実は・・・私もそうです。と言うより体が動かなくなってしまうのです。そうなったらもう開き直るしか無い。でけへんかったで、どっか悪いい、って(笑)
posted by kingstone at 23:26| Comment(0) | 自閉症・発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする