2011年01月07日

システム手帳 コミュニケーションブック用に





 コミュニケーションブックは、自発的な表現が苦手な自閉症の人に、自発的な表現をしてもらう手助けをするもの。もちろん何だっていいのですが、システム手帳が便利な人も多いかもしれません。

 でももちろん「支援者がこだわって使いつづけさせる」ようなもんではありません。逆に本人さんが使いたいならいつまでも使っていいもんです。

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あるお子さんの「トイレに行きます」表現の変遷

 あるお子さんの周囲に対する「トイレに行きます」の表現の変遷を書いて
みます。なお、これは昔ATACカンファレンスで発表したことがあります。

1 最初、授業をしていて、急に立ち上がろうとする。周囲の教師はわけがわからないまま手で押さえて座らせようとする。(後で「あっ、トイレだったんだ」とわかる)

2 トイレ(洋式便器)の絵のカードを用意し、トイレの入り口にも貼り、絵カードをとんとんして周囲に知らせてもらうことを指導。時間がかかったができるようになる。そして一人で行って帰って来る。

3 絵カードがコミュニケーションブックに変わる。

4 授業中立って外へ行こうとする。音声言語で止めるか「どこ行くの?」と聞いたか、忘れた)すると、彼は腕を伸ばしトイレの方向を指す。(指で差し示したか、てのひらで指し示したかは覚えていない)はっきりと、周囲に「トイレに行きたい」が伝わったので、それ以上誰も止めない。

 「トイレに行きます」は表現してくれれば確かに教師にとってはありがたいのですよね。しかし普通の生活の場面では、別に表現しなくてもいいことです。へんに、いちいち表現する癖をつけるようなもんではなさそうです。もちろん聞かれた時に答えられたらよりいいことではありそう。

 この例も、TEACCH的な取り組み、考え方であれこれ考えていろいろ取り組んだ結果だと思います。

 そういえば、発表した時にビデオを見ていた方が(発表内ではTEACCHという言葉は出さなかった)
「TEACCH的に取り組んでいるのですね。いいなあ。私の所ではまだ取り組めません」(理由は聞かなかった)とおっしゃってました。

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新学期に入って3

 クラスに出していたニュースレターをまた続けます。
 これを見ていると小学部全体の先生に出していたことがわかります。
 文責のところを見ると部署名が書かれていないので、まったくの個人的なものとして出していたことがわかります。

 子どもの名前はランダムで、以前の書き込みと関連はありません。
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小学部各学年の先生方へ
                     文責・kingstone

 ○年生の一部の子は、システム手帳形式のコミニュケーションブックを使っています。また教師は名刺サイズのカードに絵や写真を貼ってパウチしたものを使って、子どもたちとのやりとりの助けにしていました。しかし、この名刺サイズカードをカードリングで止めたものは、カードが増えるに従って肝心な時にさっと必要な絵や写真を取り出すことが難しいことが多くなって来ました。そこで教師用もシステム手帳にしてみることにしました。

 最初は一枚一枚の写真を切り取って手帳の用紙に貼ろうとしましたが、無茶苦茶めんどくさい。そこでパソコンのワープロソフトであるワードでシステム手帳用紙のひな型を作り、そこにデジタルカメラで撮影した画像をパソコンの上で貼り付けました。切り取ってルーズリーフ用の穴開け器を使うとちょうどいい穴が開けられます。見本をつけておきますのでまたご覧下さい。

 なおこの見本用は粗いモードで印刷してますが、実際に使用するものは写真モードでもっときれいに印刷しています。また見本は裏が透けていますが、使用するものは厚手の光沢紙を使ったので透けてはいません。

 使わなくなった名刺サイズのカードは「人」「場所」などに分類して置いておきたいと思います。また使われる方がおられましたらkingstoneにお聞き下さい。

 まずはご紹介まで。



○年生の先生方へ

 やっとシステム手帳を利用したコミュニケーションブックのための用紙を印刷しました。まだ4枚だけです。「せんせい」「ともだち」は人を意識してもらう助けになるかなあ、と思います。また教師から伝える時に役にたつかなあ、と思います。名刺サイズのカードが増えて該当するものを探し出すのに困っていましたから、少しはすっきりするかな、と思います。

 A君には「心覚え」として「〜する」とか「〜しません」とかいう部分をもっと増やしたほうがいいかもしれません。B君はとりあえず興味をもってくれたらいいなあ、と思っています。

 現在カードを使っていない子について、どんな自発的コミュニケーションをとっているかを調べて、どんな方法を使っていくかを考えないといけませんね。またこちらが意図してそういう場面をつくっていく必要があるかな、と思っています。私について言えばC君がどれだけの方法を使っているかを早急に調べたいです。

なお、また「こんな場面の写真が必要」などありましたらお教え下さい。
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伝える(周囲の理解)

 さて私(kingstone)の場合は、コミニュケーションブック(人や物や活動や表現してほしいことを写真や絵にして字をつけたシステム手帳)については、今日クラスに持って行きましたら早速みなさんポケットやウェストポーチに入れて下さってました。また「手帳代はらうからね」とありがたいお言葉を頂きました。環境を整えたいとの思いから、独断専行でやってましたので、そう言って頂けるとありがたいです。

 またA君、C君は新しく増えたページを興味深そうに見たりしていました。
 E君は・・・「こんなもんいらんわ」みたいな仕草をしてたなあ・・・
 まあ、E君については無理強いせずに、そこらへんにポンと置いておいて見たい時に見たらええやん、という感じで使っていこうと思っています。(使いたい時に使える環境を整えておく、というわけ)

 ただ計画的な授業、個別教育計画については、私のほうもうまく伝えられなくて、もどかしい思いはしてますね。ただ、気は使いながらも遠慮せずに言葉にしようと努力しています。
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目の前でお見せしてもなかなかわかって頂けない

 知的障害養護学校4年目の2学期頃の話かな?

 クラスでの帰りの会でのできごとでした。

 教室のホワイトボードの前の椅子にみんな着席しているのですが、Aさんはホワイトボードの上にある何かが気になるのか、それを取ろうとするように立ち上がります。

 若めのベテランさんが、「座りなさい」と声をかけ、肩を軽く押して座らせようとします。しかしAさんは、また立ち上がる。それをかなりの回数続けられました。

 若めのベテランさんは優しい方ですから、決して威嚇ではありません。しかし、だんだん憔悴した感じになって来ました。

 そこで私は若めのベテランさんの前で、Aさんにコミュニケーションブックの中の椅子の絵か、カードの椅子の絵かを見せました。声かけはしなかったかもしれません。
 
 Aさんはすぐに座ってくれました。

 すると若めのベテランさんは
「自閉症の子は難しいですね。自閉症の子は難しいですね・・」
とうわごとのように繰り返し始めました。

 ??目の前で起こったことに、全然お気づきで無い・・・
 私は
「全然難しくないよ。わかると楽しいよ」
と答えるのが精一杯でした。

 ベテランさんなんですけどねえ。今までの研修体制はどうなってたんやろ・・・って、まあ私の体験した4年間でも公的な役立つ研修というのは校内でも校外でも当時(今はきっと違うでしょう)あまり無かったと思いますけど。
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子ども自身が周りに伝えてくれることもある

 私がTEACCH的な取り組みをしていた時。

 ある先生がいました。私とは肢体不自由養護学校(特別支援学校)時代からの仲良しでした。

 この先生、すごい先生です。

 肢体不自由特別支援学校に赴任して来られたばかりの時、ある緊張の強いお子さんに食事介助につきました。周囲の先生は「この子は緊張があって大変やから」と事前に助言しました。「あら、そうなんですか」と言って子どもの前に座ると、そのとたん子どもが緊張を解いてすごーく楽そうに食事介助を受けました。

 知的障害特別支援学校で。なかなか多動でいろいろたいへんなお子さんと。手をつなぎ歌を歌いながら、めっちゃ楽しそうに散歩をしてました。

 ってわけで、この先生ご自身は自閉症のお子さんとのつきあいも、特に困っておらず、特に勉強される、ということもなかったように思います。

 で、私が写真やカードで子どもとやりとりしている様子を見て、主として「どこかへ行ってね」のところかな、見せて無理矢理やらせてる、みたいに思われたのか、しかめっ面をしてはりました。

 ある日、コミュニケーションブックを使って表現コミュニケーションをするお子さんが、その先生にブックの中の写真を指さして何かを伝えました。

 その先生、はじめて笑顔で「あれってこんな使い方すんねんねえ」と言ってくれはりました。

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面倒じゃああ

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校にいた頃。

 今日、土曜日・・・4時すぎには学校は完全に閉まりました。その鍵のかかった学校の中で私は一人残って先日から始めているコミニュケーションブック作りをやっていました。

 デジカメで撮影した写真をいっぱい印刷してシステム手帳の紙に貼り付ける、というのをやろうとしたのですが、切ったり貼ったりがめちゃめちゃ手間。そこでうまくレイアウトして切り取って、ルーズリーフ用の穴開け器で穴を開けたらそのままシステム手帳に入るようにしました。裏表両方印刷してもずれないようにレイアウトしました。A4の紙で手帳4枚分とれます。

 しかし・・・手帳4枚(8p)分作るのに8時までかかった・・・
 印刷は時間がかかるので今日は1組印刷できただけです。
 休み中にまた行って7組(教師4人、児童3人分)印刷するつもりです。

 まあ、この手間のかかった理由は「用意できていない写真を撮ったりしていた」「線画も今日描いた」そして何よりも「Wordを使った」というのが大きいかな。たぶんドローのソフトを使えばもっと簡単なんだけど、プラットフォームとしてたいてい誰でも持ってるということでWordを使った。そしてレイアウト枠を作り写真を挿入していった、ってのがほんとたいへんでした。こちらの理解できない動き、いっぱいしてくれるもんなあ・・

 やっぱ面倒は面倒やねえ(ためいき)
 でも子どもたちと、わけのわかんない時間をすごすよりはよっぽどいいです。

追記
 当時のインクジェットプリンタでの印刷はめちゃくちゃ時間がかかりました。

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手帳印刷用紙

 ある方から「はがき用紙」と「はがき印刷用ソフト」を使えば簡単じゃん、というメールを頂きました。なるほどなあ・・・

 まあしかし、今すでに6穴のシステム手帳で運用を始めているのでね。
 バイブルサイズより小さい方です。
 76mm*124mmほどのやつ。

 やっぱりこれ格好いいし。(社会参加のために格好は大事)

 でも、名刺印刷用の用紙があるみたいに手帳印刷用の用紙があればいいんだ。無いかなあ。

 で、ソフトはほんまWordはストレスたまるなあ。
 「誰でも使える」ったって今のところ私の学校では、私以外作る人いないのだから、何を使ってもいいようなもんですが・・・

 あっ、でもないか・・・
 Wordで写真入りの学級だよりを出している人が2人いるなあ。
 ってことはやっぱりWordだな。

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過去の記事222(システム手帳になった コミュニケーションブック)

 2月11日

 A君とC君が腰にぶらさげていたカードがシステム手帳にバージョンアップしました。中身は全部新人Bさんが作って下さっています。

 また、こないだから教師用のカードも新人Bさんが作って下さってます。
 
 先日、C君にその教師用のカードで「こそばして」(くすぐって)のところを見せました。「こそばしたげよか?」というようなつもりね。するとC君はそのカードの束を取ってこちらとしては「運動場」のつもりの「ジャングルジム」の写真を示します。そしてカードをこちらに渡して、自分はジャングルジムに登りました。「いーや、僕はジャングルジムで遊ぶよ」というようなとこかな。

 先日、たまたまNEGIさんが私の学校にいらっしゃった時に、新人Bさんがパソコン(B5のVAIOね)をさわってました。でNEGIさんに「このコミニュケーションブック、全部新人Bさんが作ったやんで」と言うとすごいなあ、と感心してはりました。

 すると新人Bさん「でも、パソコンでそれしかようせんのですう」と言ってはりました。ほんまにワープロもまだ使ってはりません(笑)

 でも「まず子供のために」使うことを覚えて下さる・・・素敵だなあ、と思います。

PS. ビデオの編集をし、ビデオの内容を書いたレジメを作ってたら、目が痛い・・・でも、とにかく周囲に知って頂かないとどうにもならんもんなあ。

追記
 ノートパソコンの購入について、私は黒のレッツノートを薦めたのですが、「おしゃれじゃない」と却下されました(笑)当時、VAIOは今までに無かった紫色で、確かにおしゃれでした。よく止まっていたけど。

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「光とともに」の戸部けいこさんに宛てたメール9


 戸部さん宛のメールです。少し改変しています。
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「ケチつけられてる戸部です。めんどくさいなあ反論」

あはは、めんどくさい反論はしなくてすむならしないですませるのが一番ですね。そのエネルギーを、楽しんだり、次の作品のこととか、「いい」ことに使った方がええですもん。

 もちろん「あるもので済ませられる」人はそれでいいんだし、「こーゆーものがあれば楽になる」人がいればそれを使えばいいんだし。

「漫画で「味がある」を表現するのは、なかなか難しく・・・」

そらそうですね(ニコ)
 まあ他人に言葉で「うーん、この光君らしい伝え方がいいねえ」と言わせるとか・・・・・やらせすぎか・・・・

> >  そこで「誰に伝えたいのか相手を選んでその人の肩をとんとんする」
> > という行動を教えました。これも何度か指導してできるようになり、
>
> 実際に目の前でやってみるんですよね?

 「実際に目の前で別の人がやる」というのはモデリングと言って、これもよくやられる指導法ですね。上記のC君の場合はモデリングではなく、

 私がプリントの指導をしていて他に人手が無かったら私が彼の手をとって私の肩をとんとんさせてからコミュニケーションブックを示させる、他の人がプリントの指導をしていて私の手が空いている時は彼が伝えたそうにした時に後ろからC君の手をとって相手の肩を一緒にとんとんする、という方法を使いました。身体的プロンプトって言えばいいのかな?

 そうそう、C君は目の合いにくいお子さんだったんですが、こういう指導を通じて目がすごく合うようになってきました。また手差しや腕差し(指さしじゃなく、手や腕全体で指し示す)ことで何事かを相手に伝えることが多くなりました。
posted by kingstone at 22:35| Comment(0) | 自閉症・発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

パウチラミネーター カードや掲示物の強化・防水





 パウチラミネーターは紙のカードや掲示物を2枚の薄い透明プラスチックシート(ラミネートフィルム)の間に挟み、強化・防水するために圧着するための機械です。

 私が買ったのは、機械が1万円を切った頃。それ以前に勤務する知的障害特別支援学校にもありましたが、誰も使っていませんでした。機械が10万円以上、フィルムが100枚で1万円くらいでした。(学校だから、ということでボッタくられていた可能性あり)

 ラミネートフィルムの大きさはA4もあれば写真(L版)サイズや名刺サイズなど様々にあります。しかし私は安くつくのと、ふちを広くとって防水性を上げられるという理由でA4サイズにラミネートしハサミで切り取ることも多かったです。

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過去の記事22(パウチラミネータ使い始めた いよいよ2学期)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。

 9月2日

 今、パウチラミネータ、ばんばん使ってます。
 と言っても、学校にあるのを見つけたんです。(前からあるのは知っていたが、どこにあるか知らなかった)

 で、こいつはいい、と事務にA4のフィルムの値段を聞きに行ったら、なんと100枚、1万円でした・・・・

 学校にストックのあった、名刺サイズと葉書サイズをとりあえず使っていこう、と思いました。

追記
 当時パウチラミネータは、それ以前は機械もフィルムもめちゃ高く、やっと急激に価格が落ちてきている最中でした。全国で一般的に使われ始めました。

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過去の記事52(課題資料集)

 9月27日

 今私は「午前の学習・課題帳」を作ろうとしています。
 教材の絵やデジカメで撮った写真。
 使い方の簡単なメモ。
 対象児。あと場合によっては対象児の様子。
 それらをA4で1枚にまとめてファイルしておく。
 
 で、それを元にクラスで、あるいは親御さんと話し合う。
 現在、少しだけ作っています。元になる用紙(書式・フォーマット)は大量に印刷しました。

 でも教材ライブラリ化には、パウチしといた方が便利かも。

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過去の記事55(目で見て動けること、あるいはキーパーソンじゃなく)

 9月29日

 あるTEACCH的な取り組みをなさっている先生から、取り組みを始めた理由をうかがったことがあります。(どこかで書いたかな)

「ルーチン(習慣)とキーパーソンでうまくやってきたけど行き詰まって」

それで構造化ということに力を入れられたとか。

 教師たるもの
「この子は私がいなきゃ駄目なのよ」
「私の言うことなら聞くの」
という場合、ちょっと胸をはったりして・・・・

 さて私の教室の、本やおもちゃのあるコーナーに金色のカード受けを作りました。午前の学習で、一回の勉強が終わったらゴールドカード(色紙をパウチして作った)をもらってそこへ行きます。

 今週からA君とC君には体育館で集いが終わった後、ゴールドカードを渡してみました。すると今まで前にいる人についてその人の学年に行ってしまうことの多かったC君は、ひとりで教室まで帰って来ました。

 A君の場合は・・・昨日は「運動場で遊びたい」という思いが強かったのか運動場へ行ってしまいました。でも今日は教室に帰って来ました。

 今日、自立課題学習の時、こんなことがありました。自立課題は教室と別の部屋でやっています。

 Bさんは、自立課題が終わると、ものすごく得意気ないい顔をしました。私も「やったねえ」と大きな声を出して応えました。でおしまい、ということで立ったのですが、その場でじーっと下を見たりして「教室へ帰ろうか」と言っても動いてくれません。

 Bさんに、例えば「あっちへ行こう」と私なんかが手を引っぱると、座り込んで抵抗(??)されることはよくあります。情けない教師である私は、いまいちBさんに受け入れてもらってる感じはありません。

 そこでたまたま持っていたゴールドカードを黙って渡してみました。

 そしたらBさん、さっさと教室へ帰って行きました。

 私もほえ〜〜、っと思いました。

 まあ、逆に言うと専門家の方が書いておられたと思うのですが、「常に相手に選択権を」というの、心しなければ、と思いました。

 ま、それに「子どもに好かれる」っていうの、ほんと大事だとは思うんですけどね・・・それがあって、次に「誰でも」だといいんだけど・・・そうでない私は情けない・・・。

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過去の記事214(カード作り  ゴーアゥエイ)

 2月2日

 今日はお医者さんに行くべく時間休で帰って来ました。
 インフルエンザじゃなく、お尻の調子があ・・・(格好悪い)
 パソコンの打ちすぎかな・・・

 昨日から今日にかけて新人Aさんと新人Bさんがいっぱいカードを作ってくれています。

 新人Aさんは、新しい「朝の返事」用(呼名された後、自分でホワイトボードに貼りに行く)を作って下さいました。

 今まではポラロイド写真に小さく磁石を貼り付けていました。
 でも、これだとすぐにクシャクシャにしてしまう子もおり、そのクシャクシャ状態だとホワイトボードにつきにくいわけです。そこで、ポラロイドをパウチラミネートして、裏面全部に磁石をつけたのを作りました。これで子どもがクシャクシャにしようとしても難しくなります。

 ポラロイド、とりあえずパウチはできました。後ろを見ると何か薬品みたいなのが流れてるけど、外にはこぼれてないから、ま、いいでしょう。

 今日、Gさんはそれを使って初めて自分でホワイトボードに貼ることに成功しました。

 今日、F君がお休みだったのですが、新人Aさん
「ああ、F君にも使ってもらいたかったなあ」
その気持ちわかります。

 今日はまた体育館用の裏面全面をマジックテープにしたカードを作って下さってました。

 新人Bさんは「先生たちが持つ言葉」としてのカードをたくさん作って下さいました。それで子供たちにいろんなことを伝えたいってわけですね。子供のカードを使うのではなく。

 実習生さんの分も作って下さって、実習生さんもそのカードであれこれC君とやりとりしています。なんかマーキュリーライジングでブルースウィリスと少年の出会いのシーンを見てるみたいです。(ニコ)

 E君、今日も豆まき会の練習ですごく嫌がりました。
 新人Aさんに「教室へ」カードを見せるようにして、教室へ戻りすぐに体育館に戻って来るようにお願いしました。戻ってきたら、まったく嫌がりませんでした。(終わるまでの時間も短かったですが)

 うむ、やっぱりこれいいんじゃないか、って思いますね。

 もちろん「わかる授業、イベント作り」をしなきゃいけないわけですけど。

追記
 当時、欠席する子がいると喜ぶ教師は普通にいました。

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アイロンでパウチラミネートをした話

※学校でパウチラミネートしようとしたら、ドラムにラミネートフィルムが巻き付いていて機械が使えず、仕方がないので帰宅後アイロンでやってみたらうまくできた、という話で。

 ○○さん、どうもです。
 kingstoneです。

> 「アイロン」です。

 なるほどなあ。そりゃいいや。
 
> 中に前の人がやろうとしたものが巻き付いて故障です。

 たぶん、フィルムを入れる方向を間違って、開く方を先にして突っ込んだんですね。機械を開けて中に貼りついてるのを取ると簡単に直ることも多いですが・・・
posted by kingstone at 18:49| Comment(0) | 自閉症・発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

デジタルカメラ 視覚支援の基本







 自閉症の人への視覚支援をする時に、デジタルカメラがあることで随分簡単にできるようになりました。

 昔、使い始めた頃は、640×480ピクセルで連続で30枚も撮ればバッテリーが無くなり、使わなくても1週間すれば無くなったのじゃないかな。

 私は現在、Lumix FX-60を使っていますが、最高で4000×3000ピクセルで撮れますね。正直、そんなにデータ量が大きい必要はないので、もっと小さいサイズで撮ってます。またバッテリーも忘れるくらい保ちます。

 なお、パソコンにデータを取り込むには、最初、附属のケーブルを使っていましたが、SDカードを使って、カードリーダを介して取り込んだほうが圧倒的に便利です。

 ひょっとして、今は携帯電話やiPhoneなどのスマートフォン等のカメラ機能を使う時代になっているのかな?

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遊具を選択して遊ぶ

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校にいた頃。

 5月の半ばに体育祭があるということで落ち着いていろいろなことが出来ない状況だったりします。子供たちの様子(それは必然的に、私や同僚さんたちの様子でもある)の報告も一服してます。

 情報を垂れ流しているように思われるかもしれませんが、私なりに結構気をつかい「どこまで書いていいか」ということを判断しながら書いています。同僚さんたちにはまだ許可を取っていないし、どこまで書いていいかわかんないから、必然的に無口になっているわけです。

 fedhan(障害児教育フォーラム)のデータライブラリの9番に#4501から#5000の発言が上がっていたので早速ダウンロードしました。昨年の11月末から1月中旬までの発言です。読んでたらいやはや私書き倒してますね。でもって「あっ、そうかあ。今はこんなこと当たり前みたいに思ってるけど、こんな経緯でやっとできるようになったんだ」とか再確認というか恥ずかしながらちょっとウルウルしながら読んだりしました。

 編集しなおして、今の同僚さんにも読んで頂こう、と思いました。
 もちろん少しずつですが。

 さて、でC君と私の関わりです。

 体育祭で運動場にいろんな遊具を出してみんなが遊ぶところを見てもらおう、というのをやっています。今までの練習では、C君が自分の好きなところに行けばとは思っていましたが、あまり積極的に遊具に行くという行動が見られませんでした。仕方なしに私が指さしで指示し「あそこへ行こう」というふうに誘う形になっていました。

 うーーむ、なんか変。指示ばかりしている・・・

 そこで今日、デジカメで撮った遊具の写真をシステム手帳の紙に貼り、パウチしたものを用意しました。

 演技が始まった時にC君にその写真を見せました。すると彼はある遊具を指さします。しかし、とっとっと走っては行かないので彼が写真を指さした遊具を私が指さしてじゃあ行こう、というふうにうながしてしまった(アセ)

 でも彼はいつもよりいい笑顔で遊具で遊んでいたように思います。

 で、少ししたらまた写真を見せると別の遊具を指さします。

 いつもなら「彼には幼稚すぎる」と思って誘わなかった遊具も選びます。彼とだったらどういうふうに遊んだらいいかな、と私もいろいろ考えて遊びました。

 結局、同じ遊具を指さすことはなく、ほとんどの遊具を使って遊んでしまいました。で、彼の表情も良かったし、私も彼の意思を理解できたようで(本当か??)楽しかったです。

 次回は、私が「指さし」するのを我慢してやってみようと思いました。
 体育祭で観客に見せる演技ですから、ゆっくり歩く場面があるのは結構つらいですけど(笑)

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まいったな

 新学期になり、いきなり体育祭だあ、なんだかんだ、で忙殺されてました。やっと今日、A君やC君、そして先生方にあげるための「学年の先生の写真」と「C君に体育祭で遊ぶ物を選択するための写真」を印刷しました。(遅い!!と思います。本当は、こういうことが一番大事だと思うのですが・・・事務仕事より何より・・・)

 結構手早くやったつもりなのに
 ・デジカメで写真を撮る(これはほとんど撮ってあった)
 ・データをトリミングし、明るさとコントラストを調整
 ・ワードに写真を手帳にうまく貼れる大きさにして貼り付ける
 ・印刷する

 という作業に結構時間をとりました。
 でもってやりきれなかった分を家でファイルだけ作っておこうと思ったのに、コンパクトフラッシュのアダプターを持って帰るのを忘れたために作業できない(涙)(印刷はもともと学校でないときれいにできない)

 ※当時はキレイに印刷できるカラージェットプリンタは高価で、かつ印刷するのに滅茶苦茶時間がかかりました。

 今年の学年の先生方は、いきなり私が突っ走ってプレゼンをしたので、結構(視覚支援の)カードを使って下さる場面が多いです。まあ、それがどう「自立」につながっていくか、というあたりは共通理解できていない部分も多いと思いますが。

 少しでも共通理解できるように、先日から「個別教育計画の理念と実践」の中の文書をコピーして少しずつ回覧しています。できれば1日1Pとしたいのですが、記事のまとまりでそうもいかないところもあるし、今日なんかは5Pほどになりました。(量が少ないほうがきちんと読んで頂けるかな、ってことね)

 あと、時々、私の意見をA4の紙1枚で出したりしています。
 そこから子供の見方の話になることもあります。

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今日の嬉しかったこと2(学部の先生も少しずつ変わって来ているという話)

 kingstoneです。

 今日は学部研修でした。

 全体会の時に無理を言って「課題学習」について説明させてもらいました。突然思い立ったので、準備不足も甚だしかったですが。(研修には私は関わっていないので情報も入ってこないし・・・でもって書類作りの話に終始しそうなので、無理にやらせてもらった。教師の研修、気をつけないと「書類の書き方」とか「実際に書類を書くのに使いましょう」なんてことになりかねません。まあ、それだけ「役に立つ研修がそれまで無かった」ということだと思います。だからやる気が出ずに「研修なんてしょーもない」という意見を言う方も多い)

 将来の社会参加を見据えて取り組むこと。
 作業所での作業や余暇活動、あるいは日常の買い物などなど・・

 自閉症の特性から考えて学習の具体的支援を考えること。

 実際にどんな課題を使って、巧緻性や色や文字の弁別をできるようにしていったか。

 自立課題学習の大切さ。達成感の大切さ。(しまった!自尊心の大切さ、を伝えるのを忘れていた)

 カゴを使ったりのワークシステムを使う意義。(でも、この部分は伝えるのが難しいよなあ・・・いやもちろんすっごく簡単なはずなんだけど・・・)

 どれだけ伝わったかはわかりませんが。

 でも、先日私が「立ちはだかってものを言った」先生が「以前読ませて頂いた「自閉症のひとたちへの援助システム」をもう一度読ませて下さい」と言って来られました。(ご自分で購入して下さりゃもっと嬉しいけど)

 そーいや、別の「立ちはだかってものを言った」先生もあの後、別のお子さんのコミュニケーションスキル向上の件で相談に来て下さいました。

 また会の後、私と組んで認知課題学習をやっている同僚が、C君のお母さんから話のあった「写真と文字のマッチング」のための教材を作ってはりました。で、ご家族の写真や馬の写真があったら、と言うので「んじゃ作ってきてあげる」と約束しました。(まだまだデジカメを使える人は少なかったので)

 さきほど、C君のお母さんに「呼び方」の確認のため電話を入れました。

 保護者と連携しながら教育活動をしていける、ってなんて楽しいことなんだろう、と思います。
posted by kingstone at 17:00| Comment(0) | 自閉症・発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする