2011年01月26日

レゴ 自立課題学習の教材として




課題学習の新教材

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校にいた頃。


 一昨日、同僚とA君とC君への新教材を考えました。
 って、たいしたものではないですが。

 A君には、自立課題学習としては
 ・レゴブロックを「字で色の名前を書いたしきり」の中に色を分けて入れていく。

 1対1でやる課題としては
 ・時刻(3時、4時、5時30分、6時30分)を書いておき、時計のおもちゃの針を合わせる。できたら時刻を消していく。
 
時計メモ.png
 私が実践していた時は、自分で時計の絵カードを作りました。今はこんなのが売っています。写真上がおめめどうの「とけいミニ」100枚綴り210円。下が「とけいメモ」80枚綴り315円。




 自立課題学習の方はばっちり。

 時刻の方はまずおもちゃの時計の動かしかたがわかり、次に30分の時の針の位置が教えることでわかったようです。その後の自立課題に急遽「30分」きざみの時計の絵とカードを合わせる課題を入れてみたら正解できてましたから、良かったな、と思いました。
 まあ、問題はこの手の時刻がわかっても、即、今の学校のスケジュールにはつなげることができないところがありますけど。(ノーチャイムで、結構イベントの時刻が変動する)

 C君には、自立課題学習としては
 ・レゴブロックを長さで分類する

 1対1でやる課題としては
 ・文字(色の名)とレゴブロックの色のマッチング(2色だけ)

 長さでの分類は少しプロンプトが必要でしたが、後は自分でやっていけました。文字と色とのマッチングは、うーーん、どうだろうか。文字の集まりに「意味」があるというのがわかってくれただろうか。最初教えた時の場所で判断したかもしれない・・・ま、いろいろやってみます。

 やっぱり新しい課題だと、くいつき方が違います。
 また同僚と一緒に考えられた、というのが良かったです。

レゴ教材.jpg
 レゴの教材の一例。この場合は箱のしきりのところに色シールを貼ってあり、色をマッチングして入れる。チョコレートの空き箱を使った。あつらえたようにぴったりだった。

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自閉症児託児活動「れもん」第1回

 今日はれもんの第1回託児活動でした。
 やったぜ、と、やっべえ、の2つがありました。

 まず、やったぜ。

 前回の練習(自閉症の子どもたちに来てもらって、ボランティア希望者と一緒にプールに入った)の時、すごく不安そうな方もいらしたし、今回が初めての方もいらっしゃるし、どないしょっかなあとかなり不安でした。不安は顔に出さないようにしたつもりでしたが・・・

 しかし、前回不安そうだった方の場合、ある方が「はじめの一歩」を購入しこの方にあげて下さいました。事前の電話連絡でも、この本を読んでかなり不安が減ったとおっしゃってました。

 で、今日はまず11時に集合して「自閉症とは」という説明を30分間。

 しかし・・・こっちは「心配ないんだよ」「不安なことないんだよ」というつもりで伝えてるつもりのことが、返って不安をあおってたら悪いなあ、と思いました。どうだったんだろ・・・・

 で、1時を回っていよいよ保護者の方がお子さんを連れて来られました。

 実は事前の調査書というか、そういったものを私が全員面接や電話連絡で取っていました。私が担任している子はいいんですが、そうでないお子さんについては、実はかなり不安でした。もちろん問題があったら困るから、気をつける点などをいろいろ聞くわけです。そしたらやっぱり心配なとこばかり出てくるんだもん。

 しかし、いらっしゃってみると、なーーんや、という方も多く、良かった、良かった。

 あるお子さん、ちょっとお母さんと離れがたかったことがありました。そこで、私がレゴの写真を見せ、これで遊んでもいいんだよ、と言うと実物のレゴの方を見てさっさとお母さんから離れてくれました。

 他の場面でも「目で見て納得してもらう」というのが効果があった場面がいくつかありました。

 後、やはり会うのが2回目で今回すごく慣れることができた、また1回目だけど落ち着いて関われた、というのがあって、良かったです。あるボランティアさんなんかプールサイドに腰かけてずっといるお子さんの前で、時々ちょっと関わりながらずーーーっと30分間過ごし、ついにそのお子さん、一度だけプール25mの往復をした、なんていうのもありました。なんか思い出しても涙が出そうなほど感動的でした。

 プールから上がって来てからは、多くの子どもが落ち着いて過ごせていました。

 で、最後の反省でもボランティアさんから「良かった」という声が聞けて本当に良かったです。

 また、みんなと一緒に動くことが難しかったお子さんには自分で判断してどんどん動けるボランティアさんをつけることができたことと、幼いお子さんに現役の保母さんをつけることができたこと、が大きかったです。

 やっべえ編。

 ボランティアさんには交通費しか出していません。
 後、私の車の高速代と駐車場代。
 そして子どもをつけずに、フリーで動かしていた人のプール入場料。(子どもについている介助者は無料)

 これで赤字が8840円です・・・・

 笑わなしゃーない・・・
 こんな話をしてたら実母と妻から寄付の申し出がありましたが(笑)

 それはそれとして、うーーむ・・・まじにどっかから寄付なり助成なり引っ張ってこないといけないなあ・・・どっかないかなあ・・・。

 ○○さん、こんにちは。

 >自腹なんか切らずにすむよう、財源確保、何とかならんもんですかね〜。

 ですよねえ・・・私も根がケチですから、悩みながらも料金設定は少し高めに、と考えていたのですが・・・まだまだ甘かった。で、こうなったら、ほんま助成金とか取ってきたいと思います。

 私、れもんにお金を貸し付けてるんですが、今のところ「絶対返してもらうぞおおお」と思っています。

 やっぱり言ってみるもんで、いくつか情報を寄せて下さった方がいらっしゃいます。まあでもうまくいくかどうかはわかりません。またいろいろ情報ありましたらよろしく>ALL

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やりとり、そしてアセスメントでもあるのかな?

 Bさんとのやりとり、めちゃ面白いです。

 4日目に入って、かなりこっちのことがわかってくれだしたような・・

 朝は体重測定に行くのに女性の先生に連れて行って頂きました。

 服を脱いだあとすぐ「体操服を着るんだ」と主張しているようで、体重測定などをするのをかなり嫌がり、ごねていたようです。その先生、体操服を身長計のところに持って来て「こっちに来てね」とやったら来てくれ、身長計を見たら理解してくれたのかな?ちゃんといろんな身体測定できたそうです。

 周囲の先生方も視覚的な支援を使って下さっています。

 その後しばらく図書室でビデオを見たりしました。

 Bさんはビデオは見ずに童謡の本をじっと見ています。
 そこで私は隣で小さな声で歌ってみました。
 そしたらそれに合わするように「アー」と声を出してくれてました。
 時々は私を見てにっこりしてくれました。

 また今日は少しだけ自立課題学習をしてみました。(今、少し空いた時間を使って、いろんな子にいろんなことをさせています。周囲の先生方に子どもたちがどんなことができるのか知って頂きたいというのもあるし、教室の中でどんなレイアウトを取っていけば、課題学習ができるのかを調べたいというのもあるし)ここ2年間やって来ているBさんはさすがに一発でさっさと席につき、レゴブロックの色分けの課題をこなしていました。これ他の子がやっているのをやりたそうにじっと見ていたんですよね。やらせてあげたら良かったな、と思います。

 視覚的なやりとりについても、すごく手応えを感じています。

追記
 後年、特別支援学級担任の時も、知的に重度な自閉症のお子さん用に用意した自立課題学習を、すごくやりたそうにしていた子や、取り上げてやっちゃう子とかいました。その子たちには合わない(本読みとかで
きていた子たちでしたから)と思って、時間を取ってやらせてあげることは無かったんですが、今思えばやらせてあげれば良かった。

 きっと、すごく達成感があったのだと思います。

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中断・継続と終了がわかること

 kingstoneです。

 今日、朝の着替えの時、Bさんはレゴをやり始めていました。
 で同僚が体操服を目の前に持ってきて「着替えよ」と声をかけても動きません。
 この時は「なんか、無理に連れてったら怒るよなあ」と思い、私はカゴを持ってきて「じゃあ、おかたづけ」と声をかけ、私がレゴを入れ始めると、Bさんも入れ始めます。
 で無くなるとにこっとして着替えに移動して行きました。

(こういう状況で、教師の意図どおりに早く動かそうとして、手を引っ張ったりしても動かない、怒る・・・わがままやあ、みたいな誤解、結構受けてたんちゃうかなあ・・・)

 後で同僚さんと「途中でやめておいて続きは着替えた後で、っていうの理解でけへんやろか」というのを話し合いました。

 帰りの着替えの時・・・今度は絵合わせパズルを並べていました。朝と同じように同僚さんが声をかけたのですが、今度は何となく「片づけなくても移動するんじゃないか」と思いました。
 で私も同僚も片づけさせることをしませんでしたが、Bさんは着替えに行き、その後、またパズル並べをしていました。

 中断がわかることも大事。
 中断して、続くがわかるなんてすごく高度やろなあ。

 最初は終了が確実にわかることが大事かなあ・・・
posted by kingstone at 07:04| Comment(0) | 自閉症・発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする