パウチラミネーターは紙のカードや掲示物を2枚の薄い透明プラスチックシート(ラミネートフィルム)の間に挟み、強化・防水するために圧着するための機械です。
私が買ったのは、機械が1万円を切った頃。それ以前に勤務する知的障害特別支援学校にもありましたが、誰も使っていませんでした。機械が10万円以上、フィルムが100枚で1万円くらいでした。(学校だから、ということでボッタくられていた可能性あり)
ラミネートフィルムの大きさはA4もあれば写真(L版)サイズや名刺サイズなど様々にあります。しかし私は安くつくのと、ふちを広くとって防水性を上げられるという理由でA4サイズにラミネートしハサミで切り取ることも多かったです。
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過去の記事22(パウチラミネータ使い始めた いよいよ2学期)
大昔の話です。
知的障害特別支援学校小学部3年目の2学期の話です。
9月2日
今、パウチラミネータ、ばんばん使ってます。
と言っても、学校にあるのを見つけたんです。(前からあるのは知っていたが、どこにあるか知らなかった)
で、こいつはいい、と事務にA4のフィルムの値段を聞きに行ったら、なんと100枚、1万円でした・・・・
学校にストックのあった、名刺サイズと葉書サイズをとりあえず使っていこう、と思いました。
追記
当時パウチラミネータは、それ以前は機械もフィルムもめちゃ高く、やっと急激に価格が落ちてきている最中でした。全国で一般的に使われ始めました。
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過去の記事52(課題資料集)
9月27日
今私は「午前の学習・課題帳」を作ろうとしています。
教材の絵やデジカメで撮った写真。
使い方の簡単なメモ。
対象児。あと場合によっては対象児の様子。
それらをA4で1枚にまとめてファイルしておく。
で、それを元にクラスで、あるいは親御さんと話し合う。
現在、少しだけ作っています。元になる用紙(書式・フォーマット)は大量に印刷しました。
でも教材ライブラリ化には、パウチしといた方が便利かも。
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過去の記事55(目で見て動けること、あるいはキーパーソンじゃなく)
9月29日
あるTEACCH的な取り組みをなさっている先生から、取り組みを始めた理由をうかがったことがあります。(どこかで書いたかな)
「ルーチン(習慣)とキーパーソンでうまくやってきたけど行き詰まって」
それで構造化ということに力を入れられたとか。
教師たるもの
「この子は私がいなきゃ駄目なのよ」
「私の言うことなら聞くの」
という場合、ちょっと胸をはったりして・・・・
さて私の教室の、本やおもちゃのあるコーナーに金色のカード受けを作りました。午前の学習で、一回の勉強が終わったらゴールドカード(色紙をパウチして作った)をもらってそこへ行きます。
今週からA君とC君には体育館で集いが終わった後、ゴールドカードを渡してみました。すると今まで前にいる人についてその人の学年に行ってしまうことの多かったC君は、ひとりで教室まで帰って来ました。
A君の場合は・・・昨日は「運動場で遊びたい」という思いが強かったのか運動場へ行ってしまいました。でも今日は教室に帰って来ました。
今日、自立課題学習の時、こんなことがありました。自立課題は教室と別の部屋でやっています。
Bさんは、自立課題が終わると、ものすごく得意気ないい顔をしました。私も「やったねえ」と大きな声を出して応えました。でおしまい、ということで立ったのですが、その場でじーっと下を見たりして「教室へ帰ろうか」と言っても動いてくれません。
Bさんに、例えば「あっちへ行こう」と私なんかが手を引っぱると、座り込んで抵抗(??)されることはよくあります。情けない教師である私は、いまいちBさんに受け入れてもらってる感じはありません。
そこでたまたま持っていたゴールドカードを黙って渡してみました。
そしたらBさん、さっさと教室へ帰って行きました。
私もほえ〜〜、っと思いました。
まあ、逆に言うと専門家の方が書いておられたと思うのですが、「常に相手に選択権を」というの、心しなければ、と思いました。
ま、それに「子どもに好かれる」っていうの、ほんと大事だとは思うんですけどね・・・それがあって、次に「誰でも」だといいんだけど・・・そうでない私は情けない・・・。
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過去の記事214(カード作り ゴーアゥエイ)
2月2日
今日はお医者さんに行くべく時間休で帰って来ました。
インフルエンザじゃなく、お尻の調子があ・・・(格好悪い)
パソコンの打ちすぎかな・・・
昨日から今日にかけて新人Aさんと新人Bさんがいっぱいカードを作ってくれています。
新人Aさんは、新しい「朝の返事」用(呼名された後、自分でホワイトボードに貼りに行く)を作って下さいました。
今まではポラロイド写真に小さく磁石を貼り付けていました。
でも、これだとすぐにクシャクシャにしてしまう子もおり、そのクシャクシャ状態だとホワイトボードにつきにくいわけです。そこで、ポラロイドをパウチラミネートして、裏面全部に磁石をつけたのを作りました。これで子どもがクシャクシャにしようとしても難しくなります。
ポラロイド、とりあえずパウチはできました。後ろを見ると何か薬品みたいなのが流れてるけど、外にはこぼれてないから、ま、いいでしょう。
今日、Gさんはそれを使って初めて自分でホワイトボードに貼ることに成功しました。
今日、F君がお休みだったのですが、新人Aさん
「ああ、F君にも使ってもらいたかったなあ」
その気持ちわかります。
今日はまた体育館用の裏面全面をマジックテープにしたカードを作って下さってました。
新人Bさんは「先生たちが持つ言葉」としてのカードをたくさん作って下さいました。それで子供たちにいろんなことを伝えたいってわけですね。子供のカードを使うのではなく。
実習生さんの分も作って下さって、実習生さんもそのカードであれこれC君とやりとりしています。なんかマーキュリーライジングでブルースウィリスと少年の出会いのシーンを見てるみたいです。(ニコ)
E君、今日も豆まき会の練習ですごく嫌がりました。
新人Aさんに「教室へ」カードを見せるようにして、教室へ戻りすぐに体育館に戻って来るようにお願いしました。戻ってきたら、まったく嫌がりませんでした。(終わるまでの時間も短かったですが)
うむ、やっぱりこれいいんじゃないか、って思いますね。
もちろん「わかる授業、イベント作り」をしなきゃいけないわけですけど。
追記
当時、欠席する子がいると喜ぶ教師は普通にいました。
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アイロンでパウチラミネートをした話
※学校でパウチラミネートしようとしたら、ドラムにラミネートフィルムが巻き付いていて機械が使えず、仕方がないので帰宅後アイロンでやってみたらうまくできた、という話で。
○○さん、どうもです。
kingstoneです。
> 「アイロン」です。
なるほどなあ。そりゃいいや。
> 中に前の人がやろうとしたものが巻き付いて故障です。
たぶん、フィルムを入れる方向を間違って、開く方を先にして突っ込んだんですね。機械を開けて中に貼りついてるのを取ると簡単に直ることも多いですが・・・