2011年02月04日

療育手帳

 療育手帳は売ってる物ではありませんが、関連するエントリを集めてみました。昔は療育手帳を取ることがお子さんに障害があることを認めることになるのではないか、と取得するのを迷う方が多くいらっしゃいましたが、今は違ってきてるようにも思いますが。

 しかし「療育」は「治療教育」だし、治療できない障害だってあるし、大人になっても「療育」ってには絶対変だし、何か別の名前があればいいのにって思います。身体障害手帳ってのがあるけど、「障害手帳」一本でいいかもしれない。あるいは「支援手帳」(?)

 まずは「療育手帳」の取得に関する児童相談所関係から。

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発達障害者支援センター一覧 と 児童相談所一覧

アスペルガーライフblogというブログを書いてはる狸穴猫さんが「発達障害者支援センター一覧」と「児童相談所一覧」を作られました。

 んなもんもうあるやろ、と思ったら、Googleの地図に連動しているところが新しいとか。私にはよくわかりませんが、APIがどうしたこうした、とかいろいろプログラムをされたそうです。

 また、ひとまとめになった情報に行き当たるのもむつかしいかもしれない。そういう時に便利ですね。

発達障害者支援センター一覧

児童相談所一覧(東日本)

児童相談所一覧(西日本)

 いわゆる自閉症(カナータイプ)の人だけでなくアスペルガー症候群の人にも療育手帳が出る可能性が高くなったそうですし、現在の日本の支援は療育手帳があることを前提にしているものも多いので、いろいろお世話になることの多い機関だと思います。(大人の人にも「手帳」は出るはずですが、何ていう名前なのだろう。「療育」じゃ絶対おかしいわなあ・・・これがあると「障害者就労」の枠に入ることもできるので企業にもメリットがあるみたいです。まあメリットと考えてくれない企業もあるみたいですが)

 それから上のいろいろな機関ですが、私の考え方を書くと「治してくれる」ところではありませんから。一緒にどんな支援をしたらいいか考えて下さる機関ですから。
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過去の記事235(地域のレスパイトの一部)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の3学期の話です。

 2月27日

 地域にあるレスパイト(ちょっとした休憩というような意味)事業の一部(?)について調べてきました。

「昼間一時保護」という事業をやっています。

 これは「○時から△時まで」という形でお子さんを預かる、という事業です。今までの緊急一時保護というのはよほど緊急で重大なことが無いと預けにくい、というようなこともあり、もう少し気軽に、いろいろな用事のある時、また「ちょっと休憩したい時」などに利用できるように、ということでできてきた事業です。(おおもとは厚生省の「障害児(者)地域療育等支援事業」)

 以下は「地域のセンター」の「昼間一時保護」についてです。

 平 日  午前9時から午後7時まで
 土・日  午前9時から午後5時まで
 木曜日  お休み

 職員は二人が対応(だから一時には2〜3人まで。しかしあからじめ早めに予約が入っておれば職員の体制も組むこともできる)

 まず最初はセンターに出向いて登録をする。
 申込み時に必要な物
   ・印鑑
   ・療育手帳か身障手帳
   ・保険証(写しでも可)
 また申込み時の書類の中には「利用同意書」として

  1.貴センターの決まりを守り、他の利用者と仲良く協力します。
  2.他の利用者に迷惑をかけるなどの行為がもとで、利用を中止されても異議は申し立てません。

 とか書いてある書類に署名捺印する、ってのもあるのですが、保護資料の欄に「自傷行為、他害行為、多動、自閉、異食、発作の状況など、保護する上で参考となる事柄」を書く欄もあるので、

「例えば自傷や他害があるからといって、預からないってことはないですよね」と念を押すと、担当の方はにっこり笑って「もちろんです。ただ正直には書いておいて頂きたいですけど」とおっしゃってました。

 また登録後の申込みは電話でOKだそうです。

 でもとりあえずその時に書く書類はあり、そこに「保護の理由」を書く欄があるので「例えば映画を見に行きたいから、なんてのでもOKですよね」とうかがうと「ええ」と答えて下さいました。

 料金は無料。ただしセンターの給食を利用する場合は500円以下ですが実費が必要。
 土・日の場合は給食が無いのでお弁当を持参することが必要です。

追記
 現在はどうなっているのか調べようとしたらHPが工事中でした。
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支援ネットの託児ボランティア

 支援ネットで横浜やまびこの里の中山清司さん、香川大学附属養護学校の坂井聡さん、保護者のハルヤンネさんの話をうちの学校の保護者の方に聞いて頂きたくて、今日は自閉症児託児活動「れもん」の活動ということで託児ボランティアをしてきました。

 加古川のウエルネスパークは雨ふりにも関わらず、支援ネットに参加する方がたくさん来られてました。

 A君とC君と遊びます。
 二人とも自閉症。
 今回は私がA君、新人BさんがC君。
 まず午前中はプール。

 ウエルネスパークのプール、最高っす。

 泳ぐ部分はちょっと狭い。

 でも周囲が温泉モードで、ジャグジー、打たせ湯、リラックスコーナーサウナと、おいおいここはプールかい、という感じ。A君もC君も楽しめたようです。また私がメガネをかけたまま入っていても文句言われなかった。これもありがたかったです。

 料金は成人700円。療育手帳のある大人が350円。介助者はやはり半額で350円。(ただし受付で最初に対応して下さった方は700円です、とおっしゃい、横で聞いてた別の方が、あっ350円です、と訂正して下さったので、スタッフでも知らない人がいるみたい。もし700円と言われたら「確認して下さい」と要求した方がいいっすね)

 たっぷり2時間過ごして、ホールの前へ。
 ここで私は大失敗をしてしまいます。

 ホールの入り口付近でいっぱい知り合いがいて、やあやあとか話をしていました。A君を常に目のはしで捉えているつもりでしたが、ふと気づくと「いない!!」

 ホールには入らないだろうし(と考えたのがまず大失敗ね)廊下の奥にあった展示の方を見てもいない!!そこらへんのスタッフの方に「A君がおらへんねん」と言うとsyunさんが、トランシーバで他のスタッフに連絡してくれたりしてはりました。

 中央入り口付近で図書館方向から来るA君とお母さんを発見。

 A君はホールに入ってきてお母さんが見つけて側に行くと「図書館」と言ったそうな・・・

 はあ〜〜〜でも良かった・・・・
 ううう、ボランティアの基本、絶対目を離すな・・離れる時は他の人にお願いしろ・・・

 お恥ずかしいっす。

 お昼ごはんは私は加古川名物カツめし弁当を頂きました。

 A君もカツめし。で、食べ終わると即図書館に行きたくって仕方が無い。C君が食べ終わるまで待ってよ、と言い紙に

1.きゅうけい
2.としょかん

と書いて、読んでもらい、ちょっと座っても即行こうとする・・・うーーむ・・・これってもっと最初から1.昼ごはん、2.きゅうけい3.としょかん、と伝えていなかったからかな。

 とにかくA君の頭は「図書館」でいっぱい。まあボランティアが1対1でついてるんだから、即動いても良かったんだけど、とりあえずC君が食べ終わるまで待たせました。でも行きたくて、行きたくて止めても4つ這いでも行こうとするし・・・

 で、それを止めて、C君が食べ終わったら紙に書いていた「きゅうけい」を消して一緒に図書館に向かいましたが、もうそうなったらちゃんと落ち着いていました。

 図書館では、大好きな旗について書いてある本を何冊か選んで見ました。でしばらくすると外へ。窓から外を見たりして静かに過ごしていました。(時々、大きな声で独り言は言ってましたが、特にそれでどうこうというとこは無かったし)

 だいぶたってからホールの方へ行きます。で展示してあるおもちゃやパソコンを少しさわってから講演会場へ。1回目は止めました。彼は寝ころんだりして抵抗しました。その時に、うーむ、これって私のやり方も問題だし、年齢相応の対応とは言えないなあ、と思いました。

 でとりあえずホールの外のベンチに連れて行ったのですが、彼は涙を流しています。

 紙に「おかあさんにあいたいですか?」と書きました。
 これに対してA君は紙に書かれたものをそのまま読みました。
 でまた立って行こうとします。本当は「あいたいです」を確認したかったのですが、ま、いいかと今度は講演会場に入りました。

 お母さんたちの席の隣が空いていたのでA君を座らせました。やはりA君はほっとしたようす。お母さんに頭をもたれかけたりしながら座っています。時々声を出してお母さんに「静かに」とか言われてましたが・・・でも言われた時はよく聞いていました。

 おかげで私もハルヤンネさんのお宅や学校で使われている視覚支援のあれこれのスライドを見ることができてラッキーでした。

 今日の場合、私自身が「どういう場所で」「どういうスケジュールで」動くかがわかっていなくて、出たとこ勝負で決めていった、という点もあり、お子さんたちにうまく伝えられなかった点まずかったかな、とも思います。

 あと天気が悪くて外で遊べなかったのも痛かった。

 もっともっと自立的に動けるように設定したり、また講演会場などでも、静かに自分のしたいことをしていればokみたいなことも考えられたらいいよなあ、その方が年齢相応であるし、というようなことを思いました。

(ま、一番最低は目を離して行方不明事件ですけど・・・)

 関わりの中で、いっぱいいろんなことを教えてもらえ、ありがたいことだと思います。
 親御さんからは講演で聞いたあれこれを「学校の他の保護者や先生にも知ってもらいたいね」という感想を頂きました。

追記
 「きゅうけい」は、その時にするもの、すること、がはっきりしていないとわかりにくいですよね。でもって、1対1でついてるんだから、もう片方が食べ終わるまで待つなんて全然必要無かったな、と思います。
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写真を用意してなくて、その場で適当に描いたら理解してくれた話

 で、また、児童相談所の係の人が自閉症というものを理解してなかった話でもあります。

 ある自閉症のお子さんへ。

 >昨日、児相へ行ってきました。
 >療育手帳の判定だけしか行ったことがないので
 >写真を用意していませんでした。
 >今回は、白い紙にボールペンで建物の絵を書いて示す
 >ことにしました。といっても、○○くんは、絵は全く分からな
 >いので、何が描かれているかさっぱりだったと思います。
 >(…誰が見ても、何の絵か分からなかったでしょう…
 >それぐらい適当に描いた物です。)
 >それでも『車』『?(建物の絵)』『マクドナルド』と示すと
 >ちゃんと納得して出かけてくれました。「知らない所」へ
 >行くと理解してくれたのかもしれません。
 >
 >事前に写真を用意しなければいけないというのは、
 >私の勝手な思いこみだったようです。
 >私のほうが○○くんより、こだわり強いかも…

 いやほんま。よく「枠にはめるのか」という批判を浴びますけど、実は私たちが枠にはまってしまうのかもしれません。いろいろやっていくうちに本人さんはどんどん変化していくのに・・・

 そこんとこ、忘れないようにしないといけないですね。

 >しかし、児相の判定員さん、「さっきのお部屋はどこだった
 >かな?」「そうそう2階だったね」「じゃあ、どのお部屋分か
 >るかな?」と、せっせと○○くんに声掛けしてくれるものだか
 >ら、○○くんがそのたびに、自分のしていることが間違ってる
 >のかと混乱してしまって…ついに、「混乱しますから、声掛
 >けないでください。」と言ってしまいました…

 あははは。
 でも笑い事じゃない・・・
 私もやってしまっているかもしれない。
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スケジュールなどを用意したら判定が軽くなってしまった話

※療育手帳を取る時、自閉症でたくさんの困難を抱えている人、判定を受ける時にスケジュール・リマインダー(心おぼえ)などを用意してスムーズにでき、おかげで本来の困り度より判定が軽くなってしまった、という話から。

 ○○さん、どうもです。
 kingstoneです。

 たくさんの書き込みありがとうございます。
 嬉しいです。(ニコ)

 >厚生省に働きかける必要を感じているのは私だけかな?!

 そんなことは無いんじゃないですか。
 支援が必要な方なのに療育手帳すら貰えない、って例もあるのですから。
 しかし、どこでどうしたらいいんだろう??

追記
 今はアスペルガー症候群の方も何らかの手帳(?)が出るようですね。手帳じゃなく就職の時の障害者枠に入れる、ということなのかな?
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部屋が取れた

 kingstoneです。

 明日の自閉症児託児「れもん」ですが、部屋をもうひとつ○号室を取ることができました。

 一室3000円なんですが、療育手帳があれば半額ですむ、というのでお願いしちゃいました。

 明日、○○さんにA君と来られた時に受け付けで手帳を見せて頂くようにお願いしました。

 ただ、先々の分もお願いしたのですが、既に満室で取れない時もありました。また恐ろしかったのは、2月に介護講座があって3階がいっぱいの時、「研究会」の部屋を□で取っているのに「れもん」を取ってくれていない月があったこと・・・

 幸い△.●が空いていたので、確保しました。この部屋はどっちも狭いので、壁ぶちぬきで使うことになると思います。(?壁、あったままの方がいいかな・・・なんせ狭いからなあ・・・)

 なーーんか、いろいろありますねえ。
 油断なく受け付けともコミュニケーションを取っておかないといけませんねえ・・・
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療育手帳の判定に行った保護者の方へ(また療育センターの方に返答したこと)

 ○○さん、どうもです。
 kingstoneです。

 ちょい疲れてますので手短に。

> B1の時より利点があるので、ラッキーと思いました。(本人なりには、成長してい
> る ので余り判定は、気になりませんでした。)

 うふふ、こういう捉え方、とっても素敵ですね。

※判定のテストの時、検査者が音声言語でばかり指示していたという話で

> うまく表現できませんが、皆さんは、この判定時の課題の出し方や、判定の基準に
> 対して、どう思われますか?ご意見いろいろ伺いたいです。

 つまり自閉症の方にはやりにくい問題をだし、それを「できない」という判定をしているわけです。
 でもそこからはなかなか療育に結びつける手がかりが得られないのもほんまですね。療育手帳の判定としてはいいのかもしれないけど。

 そこでTEACCHでは独自に開発したPEP-Rという発達テストをするわけですが、これはまさに「言語の使用を極力少なくした」テストなわけです。でこどもたちが「できること」「できないこと」「できかけていること」を探し、そこから療育を組み立てていくわけですね。


>最後に、療育センターで、言語の療育を受ける話になり、インリアルのことを少
>し話しました。すると、「インリアルは、子供中心で、考えているけど、TEACCHは違
>うからいろいろなことをすると子供が、混乱するといけないし」、(問診時に、
>TEACCHを少していることを話していたので、)とおっしゃるんです。
> 思わず、「いいえ、いっしょですよ。TEACCHも子供中心ですよ。カードも
>最初は、どんな風に使うかを教えるたに、こちらのしようとしていることとか
>を、伝えるためにカードを使いますけど、最終的には、子供が、それで
>自分の気持ちを伝えたりできるように、するためです。」と、いってしまい
>ました。(間違えていませんよね。)

パチパチパチ(拍手)

 で「もっと勉強して欲しい」という○○さんのご意見、その通りだと思います。

 「最近、保護者が勉強して、現場の者が困っている」(複数の講演会の複数の講師の意見)というような専門家の実態は、現状ではそんなもんです。どんどん教えてあげたらええのやと思います。言われればちょっとは勉強しないといけないな、と思うだろうから。
posted by kingstone at 16:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 障害支援・社会参加 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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