2011年02月05日

サポートブック



 サポートブックについては以前「サポートブックの作り方・使い方 丸岡玲子著」で触れていますが、あちらは「サポートブックと呼ばれる物ができた瞬間」に重きを置いているので、そうでない部分を集めてみました。

 まず作る時に参考になるページ。これはもう今ではたくさんのページがあります。しかし、少々勘違いして、何でもかんでも詰め込み「それは違うやろ」と言いたくなるような「ひな形」もあります。(この説明はかえってわかりにくいかもしれませんが「『個別の教育支援計画』と『個別の指導計画』をごっちゃにしている」とか「『サポート手帳』と『サポートブック』をごっちゃにしている、とか)これはかなり古い井上雅彦先生が兵庫教育大学におられたころのものですが、かえってこれが役に立つと思われます。

 兵庫教育大井上研究室。お役立ちツール。

 PDFファイル。「サンプル

 Wordファイル。「ひな形

 私の場合、診断名にこだわりたいところがあります。自閉症の人への支援はその人の「自閉症の特性」と「個別の特性」の両方から出てくるものですが、少なくとも日本では「『自閉症』と言うとショックを与えすぎるから『広汎性発達障害』とか『アスペルガー症候群』とか診断名をつける」ということが行われてきた経緯があるような気がします。そのために「自閉症」の人に有効な支援が「広汎性発達障害」と名付けられた人に届かなかった・・・

 現在DSMXの「たたき台」では広汎性発達障害もアスペルガー症候群も自閉症スペクトラム障害の中に含ませようという「議論」が出てきているそうです。私はそちらの方向が良いことだと思っています。もちろん、診断名がついた後、必要な支援は千差万別ですが、「音声言語だけ」で何とかしよう、というのは無くなるような気がしますから。

 もちろんサポートブックは自閉症以外の身体障害の方などにも有効ですが、ここでは基本的に自閉症スペクラム障害の方へのサポートブックについて書いていきます。
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サポートブックに書いておいて欲しいこと

 今、サポートブックのバージョンアップの季節ですね。

 私の知っている自閉症の人のための役に立つサポートブックはこういうものが多かったです。

・個人情報
・自閉症の簡単な説明
・具体的にどんな場面でどうすればいいか

 たいへん役に立ちます。

 それでボランティア活動の時には必ず保護者の方に作って頂きました。

 しかしサポートブックが普及してきたころ、こんな記述のものが増えて来ました。

「この子はことば(音声言語)がわかります。ゆっくりと話しかけて下さい」

 あるお子さん。
 私、音声言語が本当にわかるのかなあ、と思って実験(!!嫌なやつです)してみました。

 戸が開いた状況でその子が戸のそばにいる。

私「戸を開けて下さい」
子 とまどっている
私「戸を開けて下さい」
子 戸をしめました

 またイスのそばにそのお子さんが立っている状況で。

母「イスに座り」
子 とまどっている
母「イスに座り」
子 とまどっている
母「(イスを指さして)イスに座り」
子 ほっとしたようにイスに座る

 お母さんは日常生活で何も困っておられません。
 周囲は・・・いろいろ困っていました。

 でも私は何も言えませんでした。
 夢や願いもあるだろうし・・・
 音声言語で混乱(パニック)するお子さんでも無かったし・・・

 そのお子さんは音声言語での表現は無かったです。
 しかし、ほんと思ったのは、視覚的なコミュニケーション手段を受容性でも表現でも両方で使っていたら、音声言語も使うようになっていたのではないか、という感じはしました。わかりませんけど・・・

 やっぱり自閉症の人の場合、コミュニケーション手段として、音声言語以外の手だてもサポートブックには書いておいて欲しいな、と思います。

 もちろん、人それぞれですけど。

 ある強度行動障害になってしまった人がよく来る成人施設では、最初の面接の時に本人さんがどこまでわかっているのか、保護者の目の前で「実験」し、保護者にもよく理解して頂くそうです。良い処遇のためにはそれが必要なのでしょうね。
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特別支援教育にはすごくお金がかかるのか?

 アサヒコムの記事

障害児も一緒に学ぶには「校舎整備など12兆円」と試算

 もちろんお金は、いるところにはいるのですが・・・

 肢体不自由特別支援学校から障害のある児童・生徒が地域の学校に行く場合、まず車イスやストレッチャーなど、移動に困難のある人の場合に、エレベータ設置やバリアフリー化にはお金がかかるでしょう。その子、ひとりのためと考えると、とんでもない投資です。

 しかしそれは、学校を地域のコミュニティセンターとして使うことを考えた場合、高齢者やその他の成人障害者が利用することを考えれば十分ペイすると思います。学校だけで閉じてちゃだめですけど。

 知的障害特別支援学校の児童・生徒の場合、たいていの子は教室はそのままで使えます。空き教室が増えている現状だと、カームダウンエリア(落ち着ける場所)を作ることも簡単です。余分な教室が無い場合、ちょっとしたカーテンやパーテションがあれば作ることができます。

 教員の増員・・・

 まず現在の教員の給与が適切か、という問題はありますけど、それは置いておいて。

 増員の必要はあるのだろうか?

 実際、「人手が欲しい」という時はあるのです。見守るだけであってもいいから。でもそれは地域を探せば、そしてそれが楽しいことであるなら、ボランティアさんを探すこともできます。交通費と少額の謝礼程度で。(私はそれもなしにボランティアさんに来て頂いていましたが)

 この「楽しいことである」というのを伝えられるかが、教員の腕の見せどころにはなると思います。 

 そのためにサポートブックが役に立つわけです。
 これは知的障害・肢体不自由に関わりません。

 たぶん、今の知的障害特別支援学校の人手は多すぎます。

 そのために児童・生徒がひとりでできることをさせずに押す、引っ張るで何とかしようとする傾向が多いかと思います。その多い人手を地域に出せば解決する部分も多いと思います。

 また肢体不自由特別支援学校で、移動に人手がかかるのは事実ですが、これも高給な教員を宛てる必要はさらさら無いと思われます。

 専門性の問題もあるのですが「担当する数人」の子についてだけの専門性なら簡単な研修ですぐにつけることができます。

 ただ、ボランティアさんなんですが、できれば学生ボランティアさんじゃないほうがいいような気はします。学生ボランティアさん・・・何か、採用試験合格を人質に来てもらうような気がしますもん。

 私は地域の社会福祉協議会に行って、知的障害者対応ボランティアの講習を受けた婦人たちと、やっぱり学生にも来てもらってましたが。

 結論として、教育委員会や特別支援学校に適切な研修体制があれば、そんなにお金がかかるもんでも無い、と思います。(この適切な研修体制・・・ってやつが作れるかどうかですが)

特別支援学級でボランティアさんをどう集めたか
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サポートブックを作るための買い物など

 REIKOさんがノブ君のためのサポートブックを作りはりました。

 でもってハルヤンネさんもダダ君用のを作りはりました。

 で、「れもん」の保護者の方に、ダダ君用のを回覧させて頂いています。
 れもんではこーゆーのを作ろうと保護者の間で盛り上がる・・・かな。

 今日は、サポートブック用にと葉書フォルダと葉書サイズカード、それに教材用に名刺サイズ用カードをたくさん買いに行きました。三宮の事務用品安売り店まで行ったのだけど、なーーんだ、垂水のたるせんの中の事務用品屋さんでも売っていた。定価販売だけど、交通費と時間を考えると私の場合は垂水で買えばいいですね。

 ライフのカードで、名刺サイズは100枚150円、葉書(A6)サイズは350円(当時)ですね。これ売ってる所は結構少なくて・・・



 それから、れもんの荷物整理用にコンテナを買いに行きました。
 今まで段ボール箱でやっていたのですが、ふたの部分が取れたり、なんかきたなくなってきていたのですね。またTASの託児ボランティアをお手伝いに行った時に、コンテナにいろんなものをきっちり整理して収納してはったのを見て、ああ、こないせなあかんわなあ、と思いました。
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ボランティアグループ「れもん」第6回(?)

 今日、自閉症児託児活動「れもん」の10月の会でした。

 3連休の中日、ということで子どもたちの欠席も多く、楽勝と思っていたら・・・・ボランティアさんの方も都合が悪い方、体調を崩される方が多く、ひやひやもんでした。

 また、いつもはプールに入る、ということをやっていますが、プールに入れないボランティアさんも続出・・・しかし子どもの方でも入れなくなった子がいたりしてぎりぎりセーフ・・・

 いやあ、こういうの、だんだん快感になってくるなあ。

 今回は、ボランティアさん用にサポートブックを持って来られた保護者も何人かいらっしゃいます。先日、保護者の方が集まられて「どんなことを書いたらいいのかなあ」と話し合ったりされたとか。

 また私の試みとしては、今回、TASをまねて、「個人用スケジュール」を印刷して持って行きました。今朝8時から制作にかかったので、不完全なこと著しいのですが、とりあえず「時計の絵」「数字の時刻」「やること(選択肢も含めて)の絵」を並べています。字も入れたかったのだけど時間が足りなかった・・・(アセ)

 これは私のかかわったお子さんにはすごく役に立ちました。
 他の方はどうだったかな。

 また今まで「ぐちゃっ」と段ボール箱に荷物をつめていたのを、透明コンテナに代えました。少しでも構造化しようってわけです。しかし中に入る物の名前などを書いていなかったので、帰る時には再び混沌としていましたが・・・

 いかん、いかん・・・まあ少しずつ構造化していこう。

 今日は初めてのボランティアさんも5人ほど顔を見せて下さいました。
 なんや、かんや、綱渡りながらも、何か回っていっています。

追記
 やっと個人スケジュールを作ったのですね(ためいき。遅い!)
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ボランティアさんが一人余ってるよ、という話 プロフィール作りのこと

 kingstoneです。

 「れもん」託児活動なんですが、ボランティアさんが一人余っています。保護者の方で「託児」お願い、という方がおられましたら先着1名、お受けしたいと思います。おられます??

 ふーー・・・今日は6人分のプロフィールを電話でお聞きし、書類に書いていきました。それ以前に6人の子どもの家を家庭訪問してプロフィール表を作っています。少しずつ見えてきてるかな・・・

 でもどのお子さんもお話をうかがってたら「担任してみたいなあ」って思いますね。

追記
 うひゃああ。
 最初は家庭訪問しいの、電話しいの、でプロフィール表を作っていたんだ!!

 信じられないですね。
 
 たぶんすぐやめたと思います。
 保護者に書いていただくだけになりました。

 プロフィール表は、当時まだ言葉が無かったけど、サポートブックを目指していた、ということですね。

 しかし・・・聞き取りじゃなく保護者に書いてもらうと、コミュニケーション方法のところが「ゆっくり言葉をかけて下さい」だけになるのが悩ましかったです。それと表現コミュニケーションの手だてが無い。まだ代替コミュニケーションはそれほど広まっていませんでした。
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物を作るのは楽しい サポートブックのことなど

 ○○さん、どうもです。
 kingstoneです。

 > 一応持っていきましたが、私も自分から「つなぐ」と言うことの出来ない不
 >器用な人間なので、そのままボンッとおいておきましたら、みなさま見に来て
 >下さいました。少しお話もできました。
 > やはり、実物のものが(箱や棚など)おもしろく見ていただけたようです。
 > 1つでも参考にしていただけたら嬉しいです。

 わあ、本当にありがとうございます。
 先達として、○○さんに来て頂け、お話をうかがえるなんてすごくありがたいです。

 > 昨日の製作会、楽しかったです。やはり夏休みは、まとまって、何かを作る
 >ということが出来ないので、ああいう場所に行くと、つい嬉しくなって「やる
 >ゾー!」という気持ちになります。
 > □□も、ものを作る現場が、本来好きなのでしょう。落ちついて過ごして?
 >(コンピューターを陣取っていましたが…)くれたのでなによりです。

 ほんと、みなさん「作るぞお」でしたね。

 ロイヤルホストで△△さんと
「物を作るっていいね」
「具体的ですもんね」
なんて話をしました。

 > 私は、今度参加するキャンプに向けての、□□のサポートブック作りと、

 サポートブック、いいっすねえ。
 はじめて会うボランティアさんにさっと目を通してもらう。
 また何かあったら開いてもらう・・・うーん、いいなあ。
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宿泊活動でサポートブックやメモ帳が役に立ったという話

※宿泊活動で高校生ボランティアさんにサポートブックとメモ帳を渡して大成功だったという話から。

 ○○さん、どうもです。
 kingstoneです。

 わあ、サポートブック大成功だったようで、すごく嬉しいです(ニコ)

 というわけで保護者のみなさん、サポートブックもよろしく。
 
 で、そういうのができりゃあ、例えば学校でも担任が変わったから対応が変わる、というのも防いでいけると思うのですよね。

 またメモ帳もお渡しになったとのこと。
 これもグッドですね。もちろん筆記具もでしょう?

 私はウェストポーチにそういうものを入れていますし、みなさんにも紹介はしているのですが、なかなか自分も持とうという気にはならないですよね?>ボランティアさん

 そんな時でも保護者が「使って下さい」と渡せば、使ってくれるのじゃないかな。ってこれ学校でもかな??先生に渡す・・・怒り出すかなあ・・

 で、保護者にばかり要求していないで私も作らないといけないかな・・
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サポートブックとIEP

 ○○さん、どうもです。
 kingstoneです。

 > でも、ウーンどうでしょうか?
 > 私は、サポートブックは、あくまでもキャンプやレスパイト、余暇活動な
 >ど、特別な場合のボランティアさん用だと思っています。

 > 私は学校の先生には、IEPという形でお願いしたいです。

 その通りです。
 で・・・でも多くのところでそういうふうにできているだろうか・・

 あはは、教師に対して悲観的すぎるかあ・・・

追記
 今はIEP(個別支援計画)はどこの学校にもあるものになっていると思います。ただし、それがサポートブックの代わりを果たすようなものになっているだろうか。

 もちろんサポートブックは現在の支援のこと、IEPはちょっと未来のことについて書く、という違いはあるのだけど、IEPにも「具体的にどうやるのか」については必要だよな。
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成人施設と学校(実力あるベテランボランティアに頼らなくても大丈夫という話)

kingstoneです。

 昨日の研究会に自閉症児託児ボランティアグループ「れもん」から話を聞きに行ってもらっていた○○君に感想を聞いたらその最後に

「成人施設の頑張っているところが聞けたから、今度は学校の頑張っているところを聞きたいです」

 一瞬、どんなリアクションをしようか、迷ってしまった。(笑)

 で、後で□□さんとお茶をした時、□□さんからも学校批判が出たのだけど、エネルギー枯渇気味のところには少々きつかったです。いやはや反論でけへんもんねえ。

 施設と比べたら、とんでもなく恵まれた条件で、で、何をやっているのかと言ったら・・・

 むつかしいのは、それぞれ教師も熱心でそれこそ愛情豊であるということ。ほんまねえ、結構あれこれ私も言っているけど、でも、うーーん・・・

追記
 へーー、○○君を活動から外して研究会に行ってもらってる・・・ある意味余裕ですね。○○君は「浮かし」て全体に目を配ってもらうこともできる人でしたから。

 これは「初めてきたボランティアさんを優先して子どもにあたってもらう」という考えをとっていたからですね。そしてそれで十分大丈夫だったと。資料(サポートブックと同じはたらきをする)・環境・OJTできる人、さえ整っていれば「新人さんでOK」なわけです。
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A君のサポートブックの構成

 A君のサポートブックの構成です。
 
 この場合は、キャンプが少し前にあったので、宿泊用の内容もかなり入っていますね。その場、その場に応じて中身を差し替えることもできますし、葉書ホルダーというのはいいですね。
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1.名前、愛称、どこの学校、年齢
2.今日行く所の場所の写真
3.今日のスケジュール
4.カバンの中身
5.連絡先
6.今日の担当ボランティアさん(写真でも入れるといいですね)
7.(基本的な)自閉症の説明
8.(基本的な)対応方法
  1)視覚的
  2)具体的
  3)肯定的
9.A君の発語状態
10.A君のこだわり
11.タイマーの使い方
12.A君の苦手なもの
13.A君のパニックの対処法
14.A君の好きな遊び
15.A君の飲食について
16.A君のおふろについて
17.A君のはみがきについて
18.A君のトイレについて
19.A君のねる時
20.A君の片づけについて

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「光とともに」第2巻 小学校低学年編4〜6話

 原作をまだ読んでない方は、以下の文は読まずに是非原作をお読み下さい。また私もファンですが、つっこみも入れてますので、ご不快になるような方は読まないでね。

−−−−−−−−−−以下ネタバレ−−−−−−−−−−−−−−−

小学校低学年編 第4話

 杉田医院(かかりつけ)への再診。問題なくできる。

 帰り道、いつもの道でなく叫ぶ光君。ばらまいてしまったジグソーパズルの1ピースを拾う片倉さん。(母)

 集団登校。友達(上級生?)が

「私たちだけで連れて行けるようになるわ。きっとね」

[こんなこと言ってくれたら嬉しいですね。でもこれはやらない方がいいです。友達に責任を負わすようなことはやらないほうがいいです。

 しかし、実のところ特別支援学級の担任をしていた時、友達の6年生が卒業したらプールボランティアみたいに、「責任とれる者がいるところで」一緒に活動してくれるかな、というのはちょっと考えてました。実現しませんでしたけど。]

 校門で倉庫事件について謝る青木先生と校長先生。(保育園でもありましたね)光君は特に青木先生を怖がるそぶりなし。

幸子「光はいつもと同じですね。先生見ても怖がらなかった」
青木「病院で押さえつけていた時、ものすごく悲しそうな目をしていたんで、もう光君に信じてもらえないかもって心配してたんですけどね・・・」

[結構、場面ごとのような気はします。もちろんだからといって、いつもと違う場面で無茶をしていいわけじゃないですけど。それとあんまり情緒的に考えない方がいいことも多いです。]

 若林先生、個人懇談で片倉さんに絵理ちゃんの話したこと(倉庫のこと、父親の暴力の)を言う。

[いやー、これは怖い。私なら絶対話せない。]

 苦しむ片倉さん。

 杉田医院にてもうサポーターがいらない、と言われる。光君はサポーターに「ばいばい、あいと(ありがとう)」と言う。

 もうすぐ運動会。ネズミマーチをビデオを見て練習。

[体操やお遊戯を覚える時に]

 帽子もかぶれるようになっています。

[ボランティアグループ「れもん」第5回 & 懇親会]

 1組の先生(体育倉庫に鍵をかけた先生)から謝られ、「徒競走の順位をなくす提案に賛成してくれ」と言われる。断る幸子さん。

 光君の徒競走のスタート地点を探して決める青木先生。

[これ私もやりました。後、組体操の時に膝を置く場所をわかってもらうのに、横についていてその時に膝サポーターをさっと置くとか。]

 運動会用個人スケジュールは幸子さんのチェキ(インスタントカメラ)を借りて青木先生が作る。

[今はカメラを貸す、というようなことは無いと思いますが、いろんな視覚支援物を家庭から持ち込む必要はあるかも。

 後、私の場合、そういや運動会の個人スケジュールは作らなかったなあ・・・反省。必要な子もいただろうに。]

 徒競走、スタート地点は足形。ゴールでは萌ちゃんが待っている。(これは青木先生の計画?)

 絵理ちゃんがビリになったことに文句を言う夫に対し片倉さんは(初めて?)反論する。

 ネズミマーチを踊る光君。

 しばらくしてポストにジグソーパズルの1ピースが入っていた。

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小学校低学年編 第5話

 つくしんぼの会(地域の保護者が福祉センターの心理の大沢先生に来てもらって相談する場を作る会かな?)

大沢「保育園に続いて小学校でもいい先生にめぐりあえたね」

[私の周囲のお母さん方の意見として「あんなにお父さん、簡単に変わってくれない」というのと同じに多かったのが「あんなにいい先生たち、そうそういない」というものでした。

 まあでも、大昔当時もモデルとなった先生方はいたし、今はもっと増えているんじゃないかなあ・・]

 しかしいろいろ光君につらいことはあり

大沢「”個性が大切”とか言ってはみても一致団結して成果を求めるのが教育現場だから」
「お母さんだって”皆と一緒”を望むでしょ?」

幸子「それはもう・・・だから地元の小学校へ入れたんです」

[ここは常にゆらぐところですが、私は両立できる、と結構楽観的に考えています。

 あと、地域の学校に通っていて途中で特別支援学校に転校した子どもの保護者の方が

「○○を地域は必要としたけれど、○○は地域を必要としなかった」と言われたことがあります。

 う〜ん。そんな感じもあるかもしれません。「○○を地域は必要としたけれど」と言うのは、自閉症のお子さんと一緒に過ごし、いい対応を見てきた子どもたちには、きっとその記憶は宝物になることと思います。またひょっとして身内や自分の子どもに自閉症の子どもが生まれても「ああ、こんなふうに一緒に暮らしてきた」って悲観することなく過ごせるかもしれない。

 「○○は地域を必要としなかった」というのは・・・でも、近所に行くお店だとか、行く場所があったり、すれ違う同級生がいたりすることはとてもいいことかもしれない。]

 赤ちゃんの泣き声に対する大沢先生のアイデア。

・泣いている間、ヘッドホンで好きな曲を聞く。
・光君が逃げられる場所を用意する。

大沢「とにかくかかえこんじゃダメだよ。みんなの子育てなんだから」

[ほんま。なんでもです。]

 太陽君の担任の特別支援学校の先生もいろんな教材を作っている。

 おひさまハウス(地域自立生活支援センター。宿泊メイン。緊急一時保護やレスパイト(保護者もたまにはほっとする時間を持つ助け)もあり)に行く。

 ヒゲさん(森さん)は大沢先生の後輩。サポートブックで光君の好き嫌いを確認して対応する。

[「おひさまハウス」についてはあそこがモデルかな、というのを知っています。

 今、地域によっていろいろな書式ファイルが提供されていたりします。]

 QHW(タイマーの一種)で時間の見通しを立てる光君。

[いきなりQHWが使えていますが・・・(アセ)もちろん、いきなり使えるお子さんもいるでしょうし、そうでないお子さんもいると思います。でも使う以前にこんな体験も必要かも。

過去の記事176(REIKOさんにお会いした)
時間の見通しを立てる。機器や紙に描くことで。]

森「大学のセッションでいろいろ使ってるんですよ」

[この時見せたのはVOCA(音声出力コミュニケーション補助装置)の一種だと思われます。何かはわかりません。]

 一人で行ってしまおうとする光君をフィリピーナが止めてくれる。

 東家の様子。鍵はいっぱい。トイレはよくつまらせる。

[これはよくあるみたいです。]

 雅人さんは福祉機器部門に配置換え。

[大きな会社はいいですね。いや起業してしまえばいいのか・・・しかしもっと後で出てくる特例子会社のエピソードなどは大きな会社であればこそですね。]

雅人「”ほっといてくれ”っていうのが自閉症の人の気持ちかも知れないけど、人との”やりとり”がうまくいったらきっと楽しいよ。自信がつくよ。そしたら何かが変わってくるよ」

 光君が行方不明になるがポテチを抱えて戻って来る。

 幸子さんと雅人さんはマンションの人に光君の障害のこと、行動の特徴などを書いたプリントを配る。管理人さんに「そうだったのかい。気の毒にねェ」と言われて苦笑する幸子さん。

 ポテチのお礼を持って場所を探す幸子さん。フィリピーナの部屋だった。

幸子(雅人さんへ)「最初から言葉に頼ってないせいか光とけっこううまくやってるのよ」

[これはありそう。日本人でも外国へ行けば同じことができるかも。]

 台風で休校。

[う〜ん。まだスケジュールしてないですね。幸子さんは光君がパニクってないからまっいっかあ、にしてますが。予定の変更の時には強い味方になるのですが。

 丁度、今日、警報が出て休校になった方の「見せて伝える工夫」がありました。

 先日紹介したカンカン の ひとりごと♪さんから。おめめどうの「おにぎりメモ帳(本当の商品名は「どうしてメモ」だけど「おにぎりメモ」の方がよくわかるなあ)」を使ってはります。
onigiri.jpg
]

 自治会の人が来た隙に外に出る光君。幸子さんは破水。

 最後のページは北海道自閉症児者親の会・札幌自閉症児者親の会の警察配布用ポスターです。

自閉症の人が困っていたら助けて下さい

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小学校低学年編 第6話

 光君は一人で泳いで行ってしまい、幸子さんには陣痛が来る。

 それを見ていたフィリピーナが、ポテチで光君を連れて来てくれる。

 幸子さんは「おひさまハウス」に電話をする。

[「入会」という言葉があるから入会金もいるんだろうなあ。]

 森さんがすぐに駆けつけてくれる。サポートブックを頼りに宿泊へ。花音ちゃんが産まれる。

 オモチャの取り合い→ケンカ→しかる→泣く

[この連鎖はほんとうによくありそう]

 光君、ジュースが欲しくて絵カードを持って来る。

[?これできてたっけ?と思ったら、後ろのところの説明に「ただたとえ自分がほしい物を絵カードで選んでも、それを持ってウロウロしてるだけなんです」というのが出てきます。こういう時期はありますねえ。

過去の記事98(クラスルーム・コミュニケーション 「もの」を使ったコミュニケーション)

 こういう時期を短くするのにPECSは役に立ちます。第7巻で出て来ます。絵カード療育なんて呼び方をする方もおられます。

PECSについて]

大沢「ポンポンって相手の体にさわって注意を自分に向けて『○○ください』とか言えるようになるといいんだけどね」

[注意喚起の話ですね。肩とんとんについては私と戸部さんもやりとりをしたことがあります。しかし、石田君の話が出て来るので、この小学校低学年編 第6話の時よりも後になるだろうと思います。

「光とともに」の戸部けいこさんに宛てたメール8
「光とともに」の戸部けいこさんに宛てたメール9]

 光君がいきつ戻りつするかたわらで花音ちゃんはどんどん育って行く。

 花音ちゃんを叩こうとしてふっと力を抜く光君。

[いや、こういうことあります。私がガイドヘルプ活動をしていた時「小さい子がいたら攻撃する」という少年。私もサポートブックで情報は頭に入れていたのだけど、マクドナルドで並んでいる時に目の前に小さな子と両親(かなりワイルドな感じの方たち)が並んでいて・・・少年はぶんと腕をふって小さい子の頭を・・・ところが直前で力をゆるめてそっとなでる感じになりました。もちろん私は謝り倒しましたが。]

 ホワイトボードに数字と文字だけのスケジュール。

[やっとスケジュールが出て来た!しかし文字だけ??いきなり・・・もちろんカナータイプの方でも文字だけのスケジュールでOKな方はたくさんおられます。しかし文字が読めても、最初からこれではつらいかも。

 まあ、群像劇だから。

 もちろん「光とともに」は、身近な使えるヒントもいっぱいあります。でも教科書じゃないですからね。「ブラックジャック」や「ブラックジャックによろしく」や「JIN−仁−」を読んで医者の技術を身につけよう、という人はいないでしょうから。(これらを読んで「医者になろう」と志をたてる人はいるかもしれないし、それはいいことですよね)]

 回想
大沢「きっといつか心からかわいいって思える時がくるから」

幸子・雅人「それでも光と花音・・・それぞれの幸福を私たちは願わずにはいられない」

 後書きは丸岡玲子さん。この中のお父さんの言葉。これは全ての自閉症に関わる人たちに読んで欲しいです。
光とともに第2巻、あとがきより・・・
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ある「れもん」参加の保護者とサポートブックについてのやりとり

 KING STONEです。

 > Aの母○○です。息子にどういう視覚支援をしていったら
 >いいのかなあと悩んでいます。

 サポートブックの場合は、「ボランティアさんに自分の子どもを知ってもらう」ためのものですね。コミュニケーションブックとはちょいと違います。

 で、これがちゃんとできると安心してボランティアさんに任せられるようになりますよね。

 あっ、でもA君のサポートブックの中にはスケジュールなんかも入ってますね。

 なお、今日持って行くのを忘れていた、と思っていたら持って行ってました。で、□□さんのところは今日明日宿泊でお子さんがおられないし、荷物はいっぱいだし、ということで、○年生の保護者のところにまず回しますね。

 今日はZさんちです。
 明日は○○さんちですが、その次についてはまた声を上げて下さい。

 で、私の感想なんですが・・・やっぱりここまで形にするってすごいことだな、と思います。私も例えば担当のBさんについて、どなたかにお預けするためにサポートブックを作ろうとしたら、はたと困ってしまうところはあります。

 でも、やっぱり言葉にして伝えないといけないわけで。

 ということで「サポートブックを作る」ということはどれだけお子さんを理解し、どれだけ言葉にできるか、ということだからやっぱりすごく大切ですね。

 でもって、ほんま、学校でもこれいるよなあ・・・・

 で、学校の場合は「ここまではわかってる。で、どの方向に進むべきでじゃあどんな授業をしていこうか」をIEP(個別支援計画)として作らないといけないわけですね。
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サポートブックの作り方

 ○○さん、どうもです。
 kingstoneです。

 >『1,父親に2時間預けるとして、
 > 2,親せきのおばちゃんに2時間預けるとして、
 > 3.よく知ってるお姉ちゃんに2時間預けるとして
 > 4,知らないお姉ちゃんに2時間預けるとして
 >
 > どのようなことを文章にして伝えたらいいでしょうか?』

 さすが!!

 具体的によくわかります。
 
 よく教師でも「先入観を持たせずに、まず人間としてぶつかって」と言う言われ方がされる時があります。そう言いたい気持ちもわかるのですが、それを「言葉にできない言い訳」に使ってはいかんですね。

 > 時間の方も、2時間から→午後いっぱい→1日→お泊まりという風に少しず
 >つのばしていく。

 そうですね。
 これができればガイドヘルプなんかも随分楽になる。

 > たとえば、あるお母さんが、「ひまになると、ズボンに手を入れます。」と
 >考えられたとします。
 > でも、フォーマットにのっとると「ズボンに手を入れると、ひまになった証
 >拠です→さりげなく出して、なにかおもちゃを持たして下さい」という表現に
 >できます。

 あああ・・・聞かせたい人がたくさんいる・・・
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サポートペーパー

 kingstoneです。

 ○○君用のサポートブックを見られた保護者の中で、作ろうと試みておられる方がいるとのことです。嬉しいなあ(ニコ)

 さて、現在私の手元に戻って来ました。
 今度は□□さんのところに送りますね。
 明日、忘れないように学校から持って帰って来なければ。

 ところで、私も担任しているBさん用の「サポートペーパー」を作ってみることにしました。A4用紙1枚にまとめます。明日までに持って行きます、と保護者さんにお伝えしたのですが・・・とりあえず作りましたが、保護者さんにも見て頂き、同僚にも見てもらい、改訂していきたいと思います。
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サポートペーパー2(「自閉症」から始めるか)

 kingstoneです。

 Bさん用の1枚物のサポートペーパーを作ってみました。

 保護者の方にもとりあえずはOKが頂けました。

 同僚にも見せました。
 で1点につき意見交換がありました。

 いきなり「Bさんは自閉症です」から始まります。
 でこれが「不必要なのではないか」ということなんですね。

 たぶんここの方だと「ええやん」と言って下さるかな。しかし他の方だと「不必要」「書くべきでない」
ということになるかもしれません。

PS. 学会からこっち、ふーー疲れが出てます・・はよ寝よ。

追記
 もちろん「Bさんは自閉症です」から始めました。
 そして読んだ人はよく理解してくれました。
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サポートペーパー3(「自閉症」から始めるか)

 ○○さん、どうもです。
 kingstoneです。

※まず「Bさんは自閉症です」というところから書き始めるか、という話題で。

 > サポートペーパーが、サポートブックと同じ趣旨のものなのかどうか
 >わかりませんが…。

 同じですね。

 で、うちの学校、他の中学校から交流生がよく来るのですが、その子たちに見てもらったらいいかな、というもんです。で、中学生を相手にした時にどうか・・・というあたりなんですね。
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サポートペーパー4(「自閉症」から始めるか)

 ○○さん、どうもです。
 kingstoneです。

 > 昨日は、カチンとして、書いちゃいましたが、Kingさん寝ようとして
 >いたのね。あとで、Ps読んで、ごめ〜んと思ってしまいました。

 あはは、こちらこそカチンとさせてごめんなさい。
 っていうのはカチンとくるかもしれないなあ、とわかりつつ書いてますんで・・・

 私はある集団やある人の前で、こう言うことを言えば相手はカチンとくるかもしれない。でも言ったり書いたりしてしまおう、というところがあります。もちろん、自分の実感を書いているだけで、単に相手を挑発しよう、というのではありません。

 で、そうやることで自分の中の考えを明確にしていきたい、というつもりがあります。でも周囲の方にとってはいい迷惑かもしれない・・

 でこの「自閉症」と書くか書かないか、というのはまだまだ自分の中で迷いの対象です。

 > 高校生のボランティアさんならどうなの?大学生ならいいの?

 そうなんですよね。そんな線がいるのかな、どうかな。
 でも中学生相手、かつその後のフォローができない相手には?

 自閉症児託児活動「れもん」のボランティアに2回前から中学生さんが来て下さっています。この人たちの前では「自閉症」という言葉も使いまくってると思う。

 今回の場合は、迷いはありつつも、私は「書こう」と思って書いたわけです。
 しかし保護者にとってはどうだったか。
 また同僚にとっては・・・

 今回の場合は保護者の方にも「気にならない」「問題なし」と言って頂けたのでほっとしています。

 でも、今の保護者の方とは4年目のおつきあいです。そして私の活動や言っていることにも理解を示して下さっている方たちです。これが他の学校や、初めてお話するような方たちだったらかなり慎重にならないといけないかな、と思います。


 > 「自閉症」って、性教育の「SEX」みたいなもの?
 >そんなに刺激が強い言葉なの?だから徐々に教えて行くべき?

 刺激は強いと思います。「強い」と感じる人にとっては。
 ただ「徐々」に教えていくべきかは・・・もう最初からどーーんと行った方がいいと思い出しています。

 でもね・・・これはボランティアさんに対してではなく、保護者の方への連絡帳に関してなんですが、1999年の夏のセミナーでJack Wall(髭のジャック)氏とこんなやりとりをしました。これは講義中なので通訳が入っています。

J「連絡帳には1日には必ず1度は自閉症という言葉を使うように。
 これこれのできごとがありました。これは自閉症のかくかくの特徴から来ていて、そこで私がこうしたらこうなりました、というふうに」
K「どへええ、毎日!!保護者に対してきつくないですか」
J「なぜだ?これは保護者への我々からの贈り物なのだ」

 すごい、とうなりました。で、素敵だ、と思いました。
 しかし、そこまで到達できない自分がいます。

 >今日は地区の体育祭で、スプーンレースだ!ガンバリマス!

 夜半の雨があがって良かったですね(ニコ)

 私は今日は「れもん」のコーディネートとビデオテープの編集の予定。

自閉症という言葉を本人の前で他人への説明として使うか
−−−−−−−−−−−−−−−
サポートペーパー5(「自閉症」から始めるか)

 ○○さん、どうもです。
 kingstoneです。

 > Kingさんの書き込みの中で、「保護者にとって」「同僚にとって」
 >「中学生にとって」…いろいろ出てきましたが、一番大切なはずの、
 >「自閉症の子どもにとって」という発言が無かったのがとても残念で
 >す。

 あっ・・・
 ほんまですね。

 もちろん「(自閉症である)本人のため」というのは考えていますが、やりとりの中で「本人に伝える」という視点はすっくり抜けていたな、と反省しました。難しいけど。

 うーーん・・・でもほんま本人にとっては「自閉症」なんて言葉、ほんまどうでもいいことで、しかし周囲の人が「自閉症」について知り、本人のことを理解することが大切なんですよね。

 あり、本人も本人が自閉症であることを知ることが大事な場合もあるなあ・・・

 うーーん。

 > 読んでいる方も、しんどかったと思いますが、だからこそ今、先生
 >も、私も、もちろん□□もとても楽に生活しています。

 ほんま「楽」を目指したいです。
−−−−−−−−−−−−−−−
サポートペーパー6(「自閉症」から始めるか)あくまでも保護者からのものであること

 ○○さん、どうもです。
 kingstoneです。

 > KINGさんはいろんなことをご存じなのに、どうしてそこで迷ってしま
 >うのか、私には理解できません。

 うふふ、まあそういうとこで生きてんです。

 ところでサポートペーパーやサポートブックについては大事なお願いをしておかないといけないなあ、特にうちの学校の保護者の方には、と思っています。それは

「あくまでも保護者が作り、保護者からの要望であること」ですね。

 サポートペーパーをBさんの分をとりあえず未完成版を作りましたが、試行版というか完成版というか(でも常に変わっていくもんだろうから完成版というのは無いな)それは保護者の方から出して頂きたいと思っています。

 教師である私が出せば、もしそれを知れば、特に自閉症と書くあたりで猛然とした反発が起こるでしょう。(いや、下書きを書いただけでも大問題かもしれない・・・まあ「れもん」をやることに比べれば小さな反則か・・)「こんなもん、中学生とかには見せられない」という意見も出るでしょう。

 というあたりで「保護者から」というのが必要だと思います。

 というわけで、テキストとワードのファイルを送ります。
 >Bさんの保護者さん(ってなんか変な言い方だな・・・)

 で、やっぱりA4で1枚もんのペーパーって苦しいなあ、ブックにする必要があるかなあ、と思っています。

ps.
 もちろん「自閉症」について書くのは自閉症のお子さんの場合ですから、そうでないお子さんについては必要無いと思っています。でも、ほんま自閉症かどうかはようわからん、ってお子さんもおられますね。


−−−−−−−−−−−−−−−
サポートペーパーに書いた自閉症の説明

 サポートブックやサポートペーパーでの「自閉症」の説明について話題にしたいと思います。またご意見頂けたらと思います。

Bさんのサポートペーパーで使った文は以下のようになっています。
 この場合はA4で1枚にまとめる、ってのがあってかなりはしょってます。

--------------------------------------------
 Bさんは自閉症です。

 自閉症は心を閉ざす病気ではありません。脳の情報処理の障害です。

 自閉症の方は一般的に目で見ることには強いのですが、音声で伝えられた内容を理解するのは苦手なことが多いです。にこにこして褒めればその雰囲気は伝わりますが、複雑な内容の指示を理解することはむつかしいです。Bさんの場合も何かを伝えようとする時は目で見てわかるものを用意した方がいいです。



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荒れてる中学生の思い出

「ちょっと残念だったこと」の出来事のあった当時のlogが見つかり
ました。下に引用します。

 やはり覚えてるのと違うところがありますね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 私の学校、福祉体験交流というのをしてます。

 実はある中学校、めちゃめちゃ荒れて、保護者が毎日学校に来る状態。少しは落ち着いたのだけど・・・でも、というあたりで私の勤務する特別支援学校に福祉体験(??)に来ることで何かいい影響があるのでは、というわけですね。

 で、私のクラスにたくさんの子が来ました。保護者も各クラスに一人ついて来てる。(何故かわかりますよね?)その中で、私が担任する生徒についたのは茶髪長爪の女の子。

 何か、最初、まともに話もできない感じでした。で、担任が見回りに来たら「学校に帰ったら暴れたるからなあ」と毒づいてます。

 私はその時作っていたサポートペーパー(A4で1枚にまとめたものね)をその生徒に渡して「読んどいてな」と言いました。何かまともに読んでる感じもしない・・・・

 ところが移動の時、生徒に手をつないでくれます。そして階段のところで私が「じゃ、代わろうか」と言うと「○○の理由やんな」と言います。「おっ、ちゃんと読んでるやんか」と言うとニコッとして「○○の時は△△して・・・」と言います。

 そして給食の時なども、こちらちのいざないもありましたが、積極的に関わろうとしてくれました。

 また、「この子、どないしたら喜ぶん?」(言葉使いは悪いですけど・・・)と聞いて、他の場面でもいい関係を作ろうとしてくれました。

 後で、生徒たちが帰るバスを見送っている時、ついて来た保護者が「普段、クラスで席についていることのできない子が(たぶん生徒についてくれた子)すごく優しさを見せてくれて感動しました」と言われたので「なかなか、その優しさを出せる環境が無いのでしょうね」と私は答えました。

 なんてことがありました。
−−−−−−−−−−−−−−−
ADHDの方へのサポートブック

 kingstoneです。

 ○○さんから「ADHDのお子さんにサポートブックは有効か」という質問が出ていましたが・・・

 今日の「人間ゆうゆう」にエジソンクラブの代表(高山さんだっけ??)が出てはりました。ご本人がADHDだそうです。で、最後にこの方が紹介したのが

「高山のうまい利用の仕方」とかいう1枚物の紙。
 要するにサポートブックならぬサポートペーパーですね。

で「締め切りは3日くらい余裕を持って(サバを読んで)伝えること」「反応が無かったら少し前に確認すること」

とか

「あなたの話を聞いていないようであったり、仏頂面を していたりしても、あなたのことを嫌いなわけではありません」

みたいなことを書いてあるそうで、アナウンサーさんが読み上げてました。

 あんまりタイムリーなのでびっくりしました。
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児童・生徒の実態表

 Oさん、どうもです。
 kingstoneです。

※サポートブックの話で

 > そうでないと....学校にある「実態表」なる...つくるには時間がかかるが
 >あまり役に立たないもの....^^;になりますから...。
 > 
 > あっと、その場で「ばっと」役に立たないと言うことですけれど^^;

 別に言い訳せんでもええやん(ニコ)
 ほんまに役に立たへんねんもん。

 なんでやろなあ・・・
 なんかもっともらしいこといろいろ書いてんねんけどな。

追記
 結局「どういう場面で」「どう役に立つか」を考えずに、ただ「こうだった」「ああだった」と書いてあるからでしょうね。
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保護者がお子さんをチェンジして関わってみた

 □□さん、△△さん、どうもです。
 kingstoneです。

>○○親の会で、今日初めて、母がチェンジして活動してみました。
>□□さんと私なのですが、ゆっくりペースのAAさんと超多動少年BBです。
>顧問からこの話しがあってから、ドキドキの1週間でした。
>活動の1つ1つでの援助方法を、見開きにしてサポートブックを作り
>□□さんと交換しました。
>BBが使ってるカードと同じもので伝わるかもしれないーと、ポシェット
>に詰め込みました。^^;
>
>たった2時間足らずの活動なのに、とても長〜く感じ、緊張しました。
>反省会で□□さんと意見が一致したのは、
>
>「普段の○○親の会では、ここまで細かく、先生に伝えられてなかった・・・。」
>
>という事でした。
>親なら分かる“あうんの呼吸”を、なんとかサインを読み取ろうと神経
>を研ぎ澄ます事の疲れる事! でもすごい充実感です。^^
>それにしても・・・先生って、こんな事毎日しておられるのかと・・・
>今更ながら、文句ばっか言ってる事に反省でした。

 ほんま、チェンジ、ええよね。

 で、いろんな人とチェンジしてできるようになるともっとええもんね。
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お姉さんが弟のサポートブックを作り始めた

 皆さんこんばんは。○○です。

 ちょっとうれしいことがあったので。

 実は、家の長女、「光とともに」を読むようになって弟□□との、コミュニケーションの取り方の理解を深めたようです。

 で、以前より私の作っているカードに興味を示し、絵カードを作ろうとしていました。数点採用したものもあります。

 出かける特に、私が、コミュニケーションブックをもっていくのを忘れたときなどは、私に、ペンと手帳を求め、ササッと絵を描いてくれたりしていました。

 それが今度は、サポートブックです。

「光とともに・2巻」を読んで、「ノブの部屋」をダウンロードし、サポートブックの作り方を印刷して、私に示しました。私は、作らなければ・・・・と思いながら、なかなか時間を作ることが出来ず、先延ばしになっていたのに。彼女は、少しずつ進めてくれています。

 負けていられません。彼女も、こまかいことは、私に聞かなければ先に進みません。とりあえず、私が、下書きし、彼女に、清書を任せるつもりです。案外、私が作るよりいいものができるかも?(私より数倍頭やわらかいと思うので)完成予定は・・・・?

追記
 お姉さんが弟と絵を使ってのコミュニケーションを始め、サポートブックも作り始めてしまった、という話です。

 もちろん兄弟にこういうことを「要求」する必要は無いと思います。しかし兄弟本人が必要と思って自分でやり始めた。それはいいことだな、と思います。
posted by kingstone at 12:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 自閉症・発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月04日

療育手帳

 療育手帳は売ってる物ではありませんが、関連するエントリを集めてみました。昔は療育手帳を取ることがお子さんに障害があることを認めることになるのではないか、と取得するのを迷う方が多くいらっしゃいましたが、今は違ってきてるようにも思いますが。

 しかし「療育」は「治療教育」だし、治療できない障害だってあるし、大人になっても「療育」ってには絶対変だし、何か別の名前があればいいのにって思います。身体障害手帳ってのがあるけど、「障害手帳」一本でいいかもしれない。あるいは「支援手帳」(?)

 まずは「療育手帳」の取得に関する児童相談所関係から。

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発達障害者支援センター一覧 と 児童相談所一覧

アスペルガーライフblogというブログを書いてはる狸穴猫さんが「発達障害者支援センター一覧」と「児童相談所一覧」を作られました。

 んなもんもうあるやろ、と思ったら、Googleの地図に連動しているところが新しいとか。私にはよくわかりませんが、APIがどうしたこうした、とかいろいろプログラムをされたそうです。

 また、ひとまとめになった情報に行き当たるのもむつかしいかもしれない。そういう時に便利ですね。

発達障害者支援センター一覧

児童相談所一覧(東日本)

児童相談所一覧(西日本)

 いわゆる自閉症(カナータイプ)の人だけでなくアスペルガー症候群の人にも療育手帳が出る可能性が高くなったそうですし、現在の日本の支援は療育手帳があることを前提にしているものも多いので、いろいろお世話になることの多い機関だと思います。(大人の人にも「手帳」は出るはずですが、何ていう名前なのだろう。「療育」じゃ絶対おかしいわなあ・・・これがあると「障害者就労」の枠に入ることもできるので企業にもメリットがあるみたいです。まあメリットと考えてくれない企業もあるみたいですが)

 それから上のいろいろな機関ですが、私の考え方を書くと「治してくれる」ところではありませんから。一緒にどんな支援をしたらいいか考えて下さる機関ですから。
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過去の記事235(地域のレスパイトの一部)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の3学期の話です。

 2月27日

 地域にあるレスパイト(ちょっとした休憩というような意味)事業の一部(?)について調べてきました。

「昼間一時保護」という事業をやっています。

 これは「○時から△時まで」という形でお子さんを預かる、という事業です。今までの緊急一時保護というのはよほど緊急で重大なことが無いと預けにくい、というようなこともあり、もう少し気軽に、いろいろな用事のある時、また「ちょっと休憩したい時」などに利用できるように、ということでできてきた事業です。(おおもとは厚生省の「障害児(者)地域療育等支援事業」)

 以下は「地域のセンター」の「昼間一時保護」についてです。

 平 日  午前9時から午後7時まで
 土・日  午前9時から午後5時まで
 木曜日  お休み

 職員は二人が対応(だから一時には2〜3人まで。しかしあからじめ早めに予約が入っておれば職員の体制も組むこともできる)

 まず最初はセンターに出向いて登録をする。
 申込み時に必要な物
   ・印鑑
   ・療育手帳か身障手帳
   ・保険証(写しでも可)
 また申込み時の書類の中には「利用同意書」として

  1.貴センターの決まりを守り、他の利用者と仲良く協力します。
  2.他の利用者に迷惑をかけるなどの行為がもとで、利用を中止されても異議は申し立てません。

 とか書いてある書類に署名捺印する、ってのもあるのですが、保護資料の欄に「自傷行為、他害行為、多動、自閉、異食、発作の状況など、保護する上で参考となる事柄」を書く欄もあるので、

「例えば自傷や他害があるからといって、預からないってことはないですよね」と念を押すと、担当の方はにっこり笑って「もちろんです。ただ正直には書いておいて頂きたいですけど」とおっしゃってました。

 また登録後の申込みは電話でOKだそうです。

 でもとりあえずその時に書く書類はあり、そこに「保護の理由」を書く欄があるので「例えば映画を見に行きたいから、なんてのでもOKですよね」とうかがうと「ええ」と答えて下さいました。

 料金は無料。ただしセンターの給食を利用する場合は500円以下ですが実費が必要。
 土・日の場合は給食が無いのでお弁当を持参することが必要です。

追記
 現在はどうなっているのか調べようとしたらHPが工事中でした。
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支援ネットの託児ボランティア

 支援ネットで横浜やまびこの里の中山清司さん、香川大学附属養護学校の坂井聡さん、保護者のハルヤンネさんの話をうちの学校の保護者の方に聞いて頂きたくて、今日は自閉症児託児活動「れもん」の活動ということで託児ボランティアをしてきました。

 加古川のウエルネスパークは雨ふりにも関わらず、支援ネットに参加する方がたくさん来られてました。

 A君とC君と遊びます。
 二人とも自閉症。
 今回は私がA君、新人BさんがC君。
 まず午前中はプール。

 ウエルネスパークのプール、最高っす。

 泳ぐ部分はちょっと狭い。

 でも周囲が温泉モードで、ジャグジー、打たせ湯、リラックスコーナーサウナと、おいおいここはプールかい、という感じ。A君もC君も楽しめたようです。また私がメガネをかけたまま入っていても文句言われなかった。これもありがたかったです。

 料金は成人700円。療育手帳のある大人が350円。介助者はやはり半額で350円。(ただし受付で最初に対応して下さった方は700円です、とおっしゃい、横で聞いてた別の方が、あっ350円です、と訂正して下さったので、スタッフでも知らない人がいるみたい。もし700円と言われたら「確認して下さい」と要求した方がいいっすね)

 たっぷり2時間過ごして、ホールの前へ。
 ここで私は大失敗をしてしまいます。

 ホールの入り口付近でいっぱい知り合いがいて、やあやあとか話をしていました。A君を常に目のはしで捉えているつもりでしたが、ふと気づくと「いない!!」

 ホールには入らないだろうし(と考えたのがまず大失敗ね)廊下の奥にあった展示の方を見てもいない!!そこらへんのスタッフの方に「A君がおらへんねん」と言うとsyunさんが、トランシーバで他のスタッフに連絡してくれたりしてはりました。

 中央入り口付近で図書館方向から来るA君とお母さんを発見。

 A君はホールに入ってきてお母さんが見つけて側に行くと「図書館」と言ったそうな・・・

 はあ〜〜〜でも良かった・・・・
 ううう、ボランティアの基本、絶対目を離すな・・離れる時は他の人にお願いしろ・・・

 お恥ずかしいっす。

 お昼ごはんは私は加古川名物カツめし弁当を頂きました。

 A君もカツめし。で、食べ終わると即図書館に行きたくって仕方が無い。C君が食べ終わるまで待ってよ、と言い紙に

1.きゅうけい
2.としょかん

と書いて、読んでもらい、ちょっと座っても即行こうとする・・・うーーむ・・・これってもっと最初から1.昼ごはん、2.きゅうけい3.としょかん、と伝えていなかったからかな。

 とにかくA君の頭は「図書館」でいっぱい。まあボランティアが1対1でついてるんだから、即動いても良かったんだけど、とりあえずC君が食べ終わるまで待たせました。でも行きたくて、行きたくて止めても4つ這いでも行こうとするし・・・

 で、それを止めて、C君が食べ終わったら紙に書いていた「きゅうけい」を消して一緒に図書館に向かいましたが、もうそうなったらちゃんと落ち着いていました。

 図書館では、大好きな旗について書いてある本を何冊か選んで見ました。でしばらくすると外へ。窓から外を見たりして静かに過ごしていました。(時々、大きな声で独り言は言ってましたが、特にそれでどうこうというとこは無かったし)

 だいぶたってからホールの方へ行きます。で展示してあるおもちゃやパソコンを少しさわってから講演会場へ。1回目は止めました。彼は寝ころんだりして抵抗しました。その時に、うーむ、これって私のやり方も問題だし、年齢相応の対応とは言えないなあ、と思いました。

 でとりあえずホールの外のベンチに連れて行ったのですが、彼は涙を流しています。

 紙に「おかあさんにあいたいですか?」と書きました。
 これに対してA君は紙に書かれたものをそのまま読みました。
 でまた立って行こうとします。本当は「あいたいです」を確認したかったのですが、ま、いいかと今度は講演会場に入りました。

 お母さんたちの席の隣が空いていたのでA君を座らせました。やはりA君はほっとしたようす。お母さんに頭をもたれかけたりしながら座っています。時々声を出してお母さんに「静かに」とか言われてましたが・・・でも言われた時はよく聞いていました。

 おかげで私もハルヤンネさんのお宅や学校で使われている視覚支援のあれこれのスライドを見ることができてラッキーでした。

 今日の場合、私自身が「どういう場所で」「どういうスケジュールで」動くかがわかっていなくて、出たとこ勝負で決めていった、という点もあり、お子さんたちにうまく伝えられなかった点まずかったかな、とも思います。

 あと天気が悪くて外で遊べなかったのも痛かった。

 もっともっと自立的に動けるように設定したり、また講演会場などでも、静かに自分のしたいことをしていればokみたいなことも考えられたらいいよなあ、その方が年齢相応であるし、というようなことを思いました。

(ま、一番最低は目を離して行方不明事件ですけど・・・)

 関わりの中で、いっぱいいろんなことを教えてもらえ、ありがたいことだと思います。
 親御さんからは講演で聞いたあれこれを「学校の他の保護者や先生にも知ってもらいたいね」という感想を頂きました。

追記
 「きゅうけい」は、その時にするもの、すること、がはっきりしていないとわかりにくいですよね。でもって、1対1でついてるんだから、もう片方が食べ終わるまで待つなんて全然必要無かったな、と思います。
−−−−−−−−−−−−−−−
写真を用意してなくて、その場で適当に描いたら理解してくれた話

 で、また、児童相談所の係の人が自閉症というものを理解してなかった話でもあります。

 ある自閉症のお子さんへ。

 >昨日、児相へ行ってきました。
 >療育手帳の判定だけしか行ったことがないので
 >写真を用意していませんでした。
 >今回は、白い紙にボールペンで建物の絵を書いて示す
 >ことにしました。といっても、○○くんは、絵は全く分からな
 >いので、何が描かれているかさっぱりだったと思います。
 >(…誰が見ても、何の絵か分からなかったでしょう…
 >それぐらい適当に描いた物です。)
 >それでも『車』『?(建物の絵)』『マクドナルド』と示すと
 >ちゃんと納得して出かけてくれました。「知らない所」へ
 >行くと理解してくれたのかもしれません。
 >
 >事前に写真を用意しなければいけないというのは、
 >私の勝手な思いこみだったようです。
 >私のほうが○○くんより、こだわり強いかも…

 いやほんま。よく「枠にはめるのか」という批判を浴びますけど、実は私たちが枠にはまってしまうのかもしれません。いろいろやっていくうちに本人さんはどんどん変化していくのに・・・

 そこんとこ、忘れないようにしないといけないですね。

 >しかし、児相の判定員さん、「さっきのお部屋はどこだった
 >かな?」「そうそう2階だったね」「じゃあ、どのお部屋分か
 >るかな?」と、せっせと○○くんに声掛けしてくれるものだか
 >ら、○○くんがそのたびに、自分のしていることが間違ってる
 >のかと混乱してしまって…ついに、「混乱しますから、声掛
 >けないでください。」と言ってしまいました…

 あははは。
 でも笑い事じゃない・・・
 私もやってしまっているかもしれない。
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スケジュールなどを用意したら判定が軽くなってしまった話

※療育手帳を取る時、自閉症でたくさんの困難を抱えている人、判定を受ける時にスケジュール・リマインダー(心おぼえ)などを用意してスムーズにでき、おかげで本来の困り度より判定が軽くなってしまった、という話から。

 ○○さん、どうもです。
 kingstoneです。

 たくさんの書き込みありがとうございます。
 嬉しいです。(ニコ)

 >厚生省に働きかける必要を感じているのは私だけかな?!

 そんなことは無いんじゃないですか。
 支援が必要な方なのに療育手帳すら貰えない、って例もあるのですから。
 しかし、どこでどうしたらいいんだろう??

追記
 今はアスペルガー症候群の方も何らかの手帳(?)が出るようですね。手帳じゃなく就職の時の障害者枠に入れる、ということなのかな?
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部屋が取れた

 kingstoneです。

 明日の自閉症児託児「れもん」ですが、部屋をもうひとつ○号室を取ることができました。

 一室3000円なんですが、療育手帳があれば半額ですむ、というのでお願いしちゃいました。

 明日、○○さんにA君と来られた時に受け付けで手帳を見せて頂くようにお願いしました。

 ただ、先々の分もお願いしたのですが、既に満室で取れない時もありました。また恐ろしかったのは、2月に介護講座があって3階がいっぱいの時、「研究会」の部屋を□で取っているのに「れもん」を取ってくれていない月があったこと・・・

 幸い△.●が空いていたので、確保しました。この部屋はどっちも狭いので、壁ぶちぬきで使うことになると思います。(?壁、あったままの方がいいかな・・・なんせ狭いからなあ・・・)

 なーーんか、いろいろありますねえ。
 油断なく受け付けともコミュニケーションを取っておかないといけませんねえ・・・
−−−−−−−−−−−−−−−
療育手帳の判定に行った保護者の方へ(また療育センターの方に返答したこと)

 ○○さん、どうもです。
 kingstoneです。

 ちょい疲れてますので手短に。

> B1の時より利点があるので、ラッキーと思いました。(本人なりには、成長してい
> る ので余り判定は、気になりませんでした。)

 うふふ、こういう捉え方、とっても素敵ですね。

※判定のテストの時、検査者が音声言語でばかり指示していたという話で

> うまく表現できませんが、皆さんは、この判定時の課題の出し方や、判定の基準に
> 対して、どう思われますか?ご意見いろいろ伺いたいです。

 つまり自閉症の方にはやりにくい問題をだし、それを「できない」という判定をしているわけです。
 でもそこからはなかなか療育に結びつける手がかりが得られないのもほんまですね。療育手帳の判定としてはいいのかもしれないけど。

 そこでTEACCHでは独自に開発したPEP-Rという発達テストをするわけですが、これはまさに「言語の使用を極力少なくした」テストなわけです。でこどもたちが「できること」「できないこと」「できかけていること」を探し、そこから療育を組み立てていくわけですね。


>最後に、療育センターで、言語の療育を受ける話になり、インリアルのことを少
>し話しました。すると、「インリアルは、子供中心で、考えているけど、TEACCHは違
>うからいろいろなことをすると子供が、混乱するといけないし」、(問診時に、
>TEACCHを少していることを話していたので、)とおっしゃるんです。
> 思わず、「いいえ、いっしょですよ。TEACCHも子供中心ですよ。カードも
>最初は、どんな風に使うかを教えるたに、こちらのしようとしていることとか
>を、伝えるためにカードを使いますけど、最終的には、子供が、それで
>自分の気持ちを伝えたりできるように、するためです。」と、いってしまい
>ました。(間違えていませんよね。)

パチパチパチ(拍手)

 で「もっと勉強して欲しい」という○○さんのご意見、その通りだと思います。

 「最近、保護者が勉強して、現場の者が困っている」(複数の講演会の複数の講師の意見)というような専門家の実態は、現状ではそんなもんです。どんどん教えてあげたらええのやと思います。言われればちょっとは勉強しないといけないな、と思うだろうから。
posted by kingstone at 16:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 障害支援・社会参加 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月03日

お風呂 入浴のこととか



 お風呂に関することを集めてみました。

過去の記事233(許可?確認?指示? 指示待ちではないのか?2)

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校小学部3年目の3学期の話です。

 2月27日

 ○○さん、レスありがとうございます。

 >Eは例えば「トイレに行く」とか「お風呂に入る」というのもいちいち言うこと
 >が多いです。返事をしないと何度も言い、「どうぞ」と言って欲しいようです。
 >いじわるして「行かなくてもいい」と言うと「自分で考える」と言って行ったり
 >します。これは指示待ちではなく確認なのかなと思いました。

 うわあ、「自分で考える」ですか。いいですねえ。

 ところでもしEさんは確認をとる人がいないとどうするんでしょう?
 トイレを我慢してしまう??それだと困るなあ、と思うのですよね。
 で、そういう時は自分で考えて行けるなら、ぜんぜん問題ないわけで。

 ちょっとしたことがヒントになりますので、またいろいろ教えて下さい。

 >C君もEも自分の意志を相手に伝えることができるようになってきたことは素晴
 >らしいことなのだとあらためて感じました。

 そうなんです。ほんとにそう思います。

過去の記事232(許可?確認?指示? 指示待ちではないのか?1)
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どんな時もカードを使うの?

○○さん、こんにちは。

 >どんなに素晴
 >らしい療法や技法でも、疑問を感じたり、首を傾げたくなるようなこともありま
 >す。理論的には間違っていなくても、それでいいんだろうかと人とは違ったやり
 >方をしてみたくなるといった、一種の反抗期(^^;)にさしかかっているような、
 >ヒネクレた性格になってきました。

 まあ、いろいろやってみてなんぼでしょう。
 現場の者は。

 ただ、「素晴らしい療法や技法」と自分が思っているものが、とんでもない勘違いだったり、表面の形しか見ていなくて、何を考えてやっているのかを見落としていたり、ということもありそうです。私なんかそればっか。

 >入浴の時間に、いつも棟から離れて一人で過ごしている人を呼びに行きました。
 >誰もいない窯業棟に立っているのを見つけ、遠くからお風呂だと呼びました。声
 >をかけると生活棟に戻って来て、居室で入浴の準備をしています。風呂場に戻る
 >と、入浴介助をしている職員から、お風呂のカードを渡すのだと言われ、「あ、
 >そーなの^^;)」と適当にごまかして、カードを取りに行こうとしました。風呂場
 >を出ようとすると、風呂の前まで来ており、戻ると他の入所者にも「カードがな
 >いと来ないで」と言われましたが、「カードがなくても来るよ」と言って、その
 >まま中に入れました。風呂に入ろうとしている人を制止して、カードを取って来
 >てから「お風呂に入りなさい」とやり直した方がいいのだろうか? どこに行っ
 >て何をするか理解できないからカードを使うのであって、呼んで来る人にも必要
 >なのだろうか? 

 「呼んで誘ってお風呂へ来てもらう」でいいのであればいいですよね。
 まあ本人が「お風呂に行くんだ」納得して来ているかどうか、そこは問題になるかな。つまり「呼ばれたから行く」だけでお風呂かどうかはわかってないとか・・・

 それと、もしできるなら「人が呼ばなくてもスケジュールを見て自分でお風呂に入りに来る」ができたら、もっといいのかな。

 まあでもお互いのコストパフォーマンスが最大になるように使っていけばいい、という感じはしますよね。

 >言葉で指示したり命令することで、固まって動けなくなる人がいます。最近、カ
 >ードが導入されました。実習生がカードを使って移動させようとしていますが、
 >動こうとしません。私が、そんなことで動くかと心の中で思いながら近寄って手
 >を差し出すと、スクッと立ちあがって移動しました。近頃では、時間が来る前に
 >連れて行くように要求することが多くなり、「ごはん」と言って職員に手を差し
 >出している時に、ちょっと待ちなさいとカードを取りに行って、これからごはん
 >だと伝えるのは、あまりにも滑稽すぎる・・・。カードが言葉による指示で緊張
 >や混乱を与えないというメリットがあると仮定するなら、別にカードでなくって
 >もいいんじゃない? カードを出しながら、言葉で指示を出すから効果ないのか
 >な? 動かなくて困ったことないから、まだカードを使ったことないけど、ため
 >しに今度使ってみようか。

 まず確かにいちいち「カードを取りに行く」というのは滑稽だし、コストパフォーマンスが悪いですよね。使いたい時にすっと出てくるのでなければ。

 それから伝わるならカードでなくても身振りでもサインでもいいわけで。要するにその人にあってるか、どうかですよね。もちろん身体的プロンプトも場合によっては使っていいだろうし。

追記
 このあとある通所成人施設の方から、利用者さんが通われて来る最初はいっぱい視覚支援し、ルーチンでできるようになると外していく(というか自然に無くなっていく?)という話が出ます。

 もちろん「ずーっと必要」な人もいるだろうし、個人個人で違って来るのでしょう。
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目指せ普通のお坊さん

 宗教のブログテーマにしましたが、もう20年ほど前の障害児教育フォーラム自閉症会議室に書いたものです。

 もとのエピソードはたぶん司馬遼太郎さんが、どこかに書いていたものだったと思います。

 ある村に住職のいないお寺がありました。そこで村人は誰かに住職になってもらおうと相談しました。そこに二人のお坊さん。一人はたいそうな修行をつんだお坊さん。もう一人はどこにでもいそうなお坊さん。

 で、風呂をわかしてもらうことになりました。修行をつんだお坊さんがエイヤッと呪文をとなえるとまたたく間にふろおけに温かいお湯が入りそのお坊様はぬくぬくつかります。

 次はどこにでもいそうなお坊さん。そのお坊さんは「わたしゃそんなことはできんから」と村人に手伝ってもらい水をはり、マキをくべてお湯をわかします。そして「まあみんなで入ろうや」

 村人たちは「修行を積んだお坊さんもすごいが、もうひとりの方もいいね」
 で結局、どこにでもいそうなお坊さんに住職さんになってもらったとさ。

 ○○さんが「修行を積んでいない」というわけではなく、修行を積んでいない者でも何かができることを教えてもらえそうな気がしてるんですね。しかしその道も修行を積むのと変わらないくらい難しい道であることもよくあります。

 もひとつずれついでに言うと修行ってやつは一人でできる場合もあるけれど、環境というやつは一人ではどうしようもない所が多くて、システムが無いところではよっぽどすてきなキーパーソンがいないとむつかしいところがあるのかもしれません。
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自立的に体を洗う&お風呂の課題分析

 C君のお母さん、C君がお風呂で一人で体を洗うことができるようにと、VISUALメッセージライブラリ第6巻「はじめの一歩」を参考に、体を洗う順番の絵を用意されました。

 昨日初めて使ったのですが、てごたえがあったそうです。

 まずお風呂の外で絵を見ながら1番目は首をごしごし、というふうに教えてあげました。本には場合によっては洗う順番に体に数字を書き込むのも、とかいうヒントがあったようですが、そこまではしなかったそうです。

 でいざお風呂の中へ。

 お父さんと入っていたので詳細はわからないのですが、お父さん曰く「ちゃんと洗っとったで」ということです。

 さてC君のお母さんから続いて

>お風呂での全体のながれをわかりやすくまとめるには、
>どんな絵や写真を用意したらいいのかピンとこないので
>何かいい案があれば教えてください。

 という質問がありました。
 お風呂に入る「課題分析」ですね。

 まず、どんなことがあるのでしょう。

 脱衣場の部分も入るのかな?
 とりあえずお風呂の中だけを考えると・・・

1.中に入る。
2.掛け湯をする。
3.湯船に入る。
4.出て体を洗う。
5.頭を洗う。
6.湯船に入る。
7.出る。

となりますね。絵・写真もだけどどんなシステムにしたらいいんだろう。

 ちなみにC君はカードを使ったワークシステムで自立課題学習ができます。また以前はイスの写真・モップの写真・台拭きの写真を並べて、それぞれマッチングさせていき、一人でモップかけができていました。
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 ご自分のお子さんに「はじめの一歩」に出てくるより、もっと細かい部分(肘とか指の間とか)を音声言語で指示する必要があった、またその後自分で音声言語を言いながら洗うのだけど、抜けがいっぱいある、というレスがついて。

 ○○さん、こんにちは。

 >すみません、ちょっとニュアンスが悪いので自己レスです。

 あはは、まあ大丈夫ちゃいますかあ。
 確かに音声言語があるお子さんだと、またいろんな手が使えるかな。

 でも、ひょっとしたら、口で唱えていることが、ちゃんと視覚的にイメージできていない可能性は無いでしょうか。だから手抜きになる部分が出てくるとか・・・

追記
 しかし、細かい部分の手抜きってのは、出てくるもんかもしれません。
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プールで自分で体をふく

 今日の自閉症児託児活動「れもん」のでC君に「自分でタオルで体をふく」というのをやってもらうために、昼の休みの時間にちょこちょことへたくそな体の絵を描きました。そいつをパウチして(ラミネータを会場に持ち込んでいた)おきました。

 そしたら、お母さんもちゃんと、今お風呂で体を洗うために使っている絵を持って来てはりました。

 で、その絵はC君担当の女性が持っていたわけね。

 私は、どっちのを使ってもいいや、と思っていたのですが、着替える時女性は女性更衣室、で私がC君と一緒に男性更衣室なんだけど・・・絵を受け渡し損ねました。

 で、私は私の下手くそな絵を持ってプールに入ったのね。

 途中のプールから上がる休憩。

 C君に絵を見せるのですが、C君は自分の体から落ちるしずくに気持ちがいってなかなかやってくれません・・・でだいぶ落ちきってから、まずは私の絵を提示する指示で、頭から顔、首くらいまで、でそれ以降は私の指示なしで自分で絵を指さしてふき始めました。

 プールから上がった時、この時は「さあふこう」というのが、だいぶ時間がたっていたので、C君も最初に指示した時、すぐにふき初めてくれました。しかし音声言語の指示でふき始め、次に、自分で絵を指さして
ふき出した時、また1の頭からふき始めたのは面白いなあ、と思いました。

 で、最終的に自分でふいてしまいました。

 すごい・・・・ううう私は昨年彼の担任・・・介助でふかせていました。恥ずかしいっす。
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お風呂で体を自分でふく

 昨日は宿泊学習でした。

 最近、「すっごい規模で集まって」とかたくさんで(準備しないで)集まっていろいろすることに批判してました。

 私の学校の中学部のお風呂は、計画では時間がかなりきついのですが、「時刻守れなくてもいいよお」という素晴らしい共通理解がありました。だから時刻を気にせずゆっくりできました。

 C君の担任さんが、お母さんの作ってこられた絵を見せながら体を洗うようにうながすと、C君は体をちゃんと洗っていました。で、私も担任している子に関わっていたのでよくは見れなかったのですが、私とその子が上がって脱衣場で服を着ている時にC君が出てきました。

 C君は絵を棚にぽんと載せからだをふきはじめました。
 特に絵を見ている感じではありません。私もあえて絵を見ることは指示せずにかつ何も言いませんでした。

 でも彼は順番にちゃんと体をふいていました。

 すごい・・・・絵を見て「洗う」を家庭で指導してきはって、「ふく」もルーチンでできるようになってきたのかな。

追記
 C君の担任さんは、こういうのを見ていて「視覚支援は必要ない」と判断されたのでしょう。翌年、保護者に「社会に出たら視覚支援なんてないのだから」と言って、学校で視覚支援することをやめました。

 同じことを見ても「視覚支援すごい」と思うか「視覚支援なんていらない」と思うか、判断は別れそうです。

 そして、この後C君はかなり「きつい」状態になってしまいます。まあ「科学的な因果関係を出せ」と言われたら困るのですが・・・
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カードを拒否するそぶりがあること

 Oさん、どうもです。
 kingstoneです。

 >》お子さんがどうもカードを拒否するそぶりがある
 >
 > それはカードを意識しているということですから、むしろ認識的にOKということ
 >につながる可能性大ですね。

 そう思います。

 > 問題は「何を嫌がっているか」でしょう。
 > 案外カードを嫌がっているのではなくて、それに付随する何かだったりします。

 ええ、それもあります。

 そして、前回書いたみたいに「私、別に表現なんてしたくない。なんで無理にさせるの」みたいなのもあるのじゃないかなあ、という気はします。特にA君には感じました。「ツツ」という声と指さしで全部便利に周囲が動いてくれていたのに、なんでわざわざカードを見て考えて言葉を出さないといけないのだあああ、という感じですね。(A君の場合はカードを参考にちゃんと音声の言葉を出すレベルでしたから)

 > 私の昔関わった子どもは、指示されるのが嫌で、言葉掛けはOKなんですが、カー
 >ドはとても嫌がりました。というか、明確に拒否するんです。逆に言うと言葉はもう
 >一つよくわからずにファジーに受けとめていたのでしょう。

 おう。面白い。

 > 今回がそうかどうかはわかりませんが、無関心より拒否の方が指導の切り口とし
 >て、私は「やった!」と思います^_^ > 

 そうそう、ほんま無視ってのは応えます。

 > ケーキ食べる?だったら喜んだりして^_^ 逆にお風呂入りなさい...は嫌がっ
 >たりして..。

 あはは。そうそう。ほんま何が好きなんだろう、ですね。

追記
 カードを使うなど、その子にとって新しい表現方法を使うのは嫌、みたいなこともありがちだから余計に「本人の得する」ことで使っていくことが必要になってくると思います。
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自閉症の子どもの方から伝えてくれた お父さんが具体的な指示ができた

※あるお母さんから。お子さんは音声言語で表現することは無い自閉症のお子さん。環境を「スケジュールなどで見てわかる」ようにする、要求表現を「写真カードで伝える」など始めてまだ1年ちょっとというところでしょうか。

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 ○○です。

 今日は、ほんのささいなことですが、嬉しい事があったので報告しますね。

 土曜日は大体おやつを食べにフードコートのある大型店に行くのが決まりになっています。行かない時もあるのですが、行くとマクドナルドでおやつ、本屋で立ち読み(おいおい)、食料品売り場で夕飯の買い物というパターンが多いです。

 でも、今日は大売り出しで、道がとんでもなく混んでる!まあ、家から5分ぐらいのとこ(車で)なので、行けないことはないんですが、うだうだしておりました。

 すると、□□が、おもむろに大型店のチラシを指でトントンしはじめました。「ああ、『大型店に行きたいよ』って言いたいんだな。」とすぐわかりました。

 「大型店に行きたいんだね。」って言うと、今度はチェキ(インスタントカメラ)の写真をまとめてる名刺入れからうちの車の写真を見つけ出し、それもトントン。「車出してよ。」ってことらしいです。

 もちろん、すぐに用意して出かけました。□□のトントンは、家から出かけるきっかけも作ってくれました(^_^)。

 こうやって、自分で意思表示してくれるとすぐ言う事をきいてあげたくなります。調子に乗らんように(お互いに)気をつけねば(^_^;)。

 それとも、□□は「この母ちゃんにも視覚支援をせんと言うこと聞いてくれへん。」と思ったのかもしれません。それは正解(^_^;)。

 ほんまにささいなことですが、なんだか嬉しかったです。

 ちょっとやる気が出てきました(おそい!)。
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 ○○さん、どうもです。
 kingstoneです。

 □□君の意思表示、私もすっごーーく嬉しいです。知的障害特別支援学校の担任の先生にも伝えてあげてね。
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 kingstone先生、こんばんは。
 ○○です。

>  □□君の意思表示、私もすっごーーく
> 嬉しいです。知的障害特別支援学校の担任の先生にも伝えてあげてね。

 有り難うございます。ちゃんと伝えます、が、めっちゃ忙しいらしくて、それにどう反応されるやら・・・。

 この話とは関係無いですが、今日ダンナが、□□をお風呂に入れてて、自分は先に上がりました。

 いつもならここで「もうちょっとしたら上がりや。」と、とってもとってもわかりづらい言葉をかけていました。

 それが今日は、給湯器の時計を指して「7分になったら上がりや。」と言ったそうです。父は本当に上がってくるかどうか半信半疑だったのですが、きっちり7分を表示したところで上がってきました。初めて「具体的」に示したのです(なんて低レベル・・・(^_^;))。

 思わず「あんたもわかってきたやん。」と言ったのですが、本人は「?」でした。でも、日頃私がなるべく具体的にいうようにしてるのを、なんとなくではあってもわかってきたのかなーと思います。

 後は「視覚的」「肯定的」ですが、道は長い・・・。ほんま、地道に姑息にいくしかなさそうです。

 ダンナより自分の教育が先>私・・・

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 ○○さん、どうもです。
 kingstoneです。

>  有り難うございます。ちゃんと伝えます、が、めっちゃ
>忙しいらしくて、それにどう反応されるやら・・・。

へっ?
 たぶん嬉しい話を聞くのはみんな嬉しいと思うよ。(ニコ)
(もちろん、「だから視覚的な環境を整えてよ」というのはうまく伝えられるかどうかはわかんないですけど。でも嬉しい成功体験からしか本人も周囲の人も学べませんから、 ぼちぼちとですね)

>  思わず「あんたもわかってきたやん。」と言ったのですが、
>本人は「?」でした。

 おっ、お父さんもすごい。

あはは、これは実はよくありますよね。

 本人が意識しないで指さしで具体物を指し示していたり、具体的な動作で指示を出していたりする。けれどもやってる本人が気がつかないから「音声言語で通じた」と思っている。

 どこが「具体的」だったか解説してあげることが必要かもしれません。
 
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追記
 エントリの中に

『□□は「この母ちゃんにも視覚支援をせんと言うこと聞いてくれへん。」と思ったのかも』

というところが出て来ますが、これってすごく大事なことだと思います。本人がコミュニケーションというものがこの世に存在するということに気づけ始めた。(自閉症の人では気づけないことも多い)そして「本人からの表現が周囲の人に伝わる手だて」がある、ということですから。

 ある特別支援学校では、この頃はクラス・学年によってはスケジュールをしているところもありましたが、まだほとんど無い頃です。表現手段としての絵カードや写真は全然使われていませんでした。

 お父さんの変化、お母さんが学ばれるようになって1年半後のことなわけです。
 まあ、こんなもん。
 変化はゆっくり、ゆっくり。
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「もうちょっと」より「7分になったら」が視覚的・具体的によくわかったこと父に伝えたこと

※これは「自閉症の子どもの方から伝えてくれた お父さんが具体的な指示ができた」の続きです。

 kingstoneです。

 どこが「具体的」だったか解説してあげました??

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 ○○です。

 はい。もちろんです。「もうちょっとじゃなくて、7分てするのがわかりやすいってわかってきた・・・」と言うと「?」だったので、「抽象的な『もうちょっと』より、はっきり時間とかを示すとわかるんやで。」と言いました。さて、どこまでわかったやら・・・(^_^;)。

※お風呂の給湯器に液晶時計がついていたそうです。
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 kingstoneです。

で、あと、音声言語で示すだけでなく、実は液晶時計にきっちり「7」って数字が出る、ってとこですね。

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 ○○です。


 そうですね。今日も「34分やで。」って示したそうです。父なりに、見た方がわかりやすいってのは感じてきてると思います。

 昨日の夜、□□が、お風呂も入ったし、ご飯も食べた。後は布団に入って寝るだけってわかってるのに、誰も「布団を敷いて。」って伝えてくれない。じゃあ、□□の方から伝えよう思ったか、布団の写真をなぜか父に(私は用事をしてたのかな?)見せて「布団を敷いても良いんやろ?」と聞いてきたそうです。(注・□□君に音声言語はありません)

 父にも視覚支援をする□□・・・(^_^;)。

 □□の方がよくわかってて驚きます。どうすれば伝わるのかどうやったら良いのか。教えられることいっぱいです(^_^)。母も頑張ります。

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 kingstoneです。

すごい!!
 自発的な表出性のコミュニケーションですやん。
 しかも、ごっついわかりやすい。
 嬉しいなあ。
 それも手近に「写真」があったればこそですね。

−−−−−−−−−−−−−−−
 ○○です。

 うふふ・・・(^_^)、□□えらいでしょ?私がいくら言ってもなんにも関心示さなかった父も、□□のわかりやすーい意思表示で変わるかも?

 なんだか、□□に乗せられて?がぜんやる気が出てきた母です。





posted by kingstone at 11:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 自閉症・発達障害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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